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経済・政治・国際

2012年11月19日 (月)

本日の痛快ブログ(5)

   このような「冤罪」事件がまかり通る犯罪国家・

日本なんか、もう真っ平御免!


 【皆さんへ】


 お早うございます。 皆さん、お元気でしょうか?

先日、NHKの看板キャスターの一人・森本健成(たけしげ)氏

(*下の写真の人物)が、「車内痴漢容疑」で逮捕されました。

            Photo

         

  この一報に接し、皆さんは、一体、どんな感想や印象を持たれた

でしょうか?

  「ニュース」を、そのまま鵜呑みにされましたか?

  正直、私は、「また、でっち上げ事件(=冤罪)か!」と思いました。

  私は、森本氏を、全面的に信じます。彼が、このよう

な事件を犯す人物は、到底思えません。この事件も、 

全くの”冤罪”だと思います。

  同事件に関しましては、すでに高橋博彦氏始め心あるブロガーが言及し

おられます。

  本日は、この”青天の霹靂”とも言えるでっち上げ事件の“裏事情”

つきまして、ある痛快なブログをご紹介したいと思うのです。


  ところで、Dr.Iguchi (井口和基氏)は、昨年の3.11の「人工地震」を、

前日に予告した物理学者として、皆さまにも、拙ブログでご紹介した方です。

  同氏とは、小沢一郎氏に関する見解だけは異なりますが、その他のこと

に就きましては、おおよそ共感できるものばかりです。

  今回、そのDr.Iguchi が、次のようなブログを掲載して下さいました。

すでにご存知の方も多いかと存じますが、下に、謹んで転載いたします。

  とても個性的な文章ですが、些か過激(?)で、きわめて長い文章です。

しかし、今回の”でっち上げ事件”の真相を深く認識する上でも、非常に

貴重な文章内容です。どうか、じっくりとお読みください(以下、転載)

ひるむなNHK正義派!神様は見ているゾ!:

「東電検証番組への報復行為」か!?

  みなさん、こんにちは。

いやはやすでに「エンザイ」という言葉は英語になっているというほど、

 
世界中に知られている。ちょっと前の植草教授の「手鏡事件」、そして
 
今回のNHKキャスターの「痴漢事件」。

NHKアナ、痴漢容疑で逮捕=「おはよう日本」担当—警視庁

 電車内で女性の体を触ったとして、警視庁玉川署は15日までに、 

強制わいせつ容疑で、NHKのニュース番組「おはよう日本」担当の 

アナウンサー森本健成容疑者(47)=千葉県浦安市日の出=を現 

行犯逮捕した。同署によると、当時酒に酔っており、「触った覚えは 

ない」などと、容疑を否認している。

 逮捕容疑は14日午後7時45〜55分ごろ、東急田園都市線渋谷—
 

二子玉川駅間を走行中の急行内で、都内に住む女子大学生(23) 

の胸を触った疑い。

 同署などによると、森本容疑者は14日正午すぎまで東京・渋谷の
 

NHK本部で番組の打ち合わせをした後、同僚数人と酒を飲んで帰 

宅する途中だった。 

 被害に遭った女性がその場で取り押さえ、二子玉川駅員に引き 

渡したという。

        こういったものもエンザイ(えん罪)のにおいがぷんぷんする。


          さて、警視庁という組織は、自分だけかっこ良くしようと思って、

 
      普通なら「都警察」とでも呼ぶべきところを「警視庁」などと呼んでいる
 
   わけだ。本来なら、「警察庁」が「警視庁」という名を持つべきであって、
 
       「警視庁」は「東京都警察」で十分なのだ。

          そんなところからも連中の高慢度が分かるというものである。

          さて、警視庁の警察官はよほど暇なのか、痴漢を取り締まるばか

   りで一向に
在日特ア人の犯罪を取り締まらない。


           だいたい「18歳未満の女性」との淫行に対して、「青少年育成条

 
       例」を成立させるのがもっとも遅かったのが、東京都であった。
 
     その理由は、単に売春組織からのお願いであったという。
 
   連中、在日が作る「Vパラダイス」のC級映画でも、警官がソープランド
 
   でお世話になっているというような場面は頻繁にある。


           そんな場所の警察が、胸触ったくらいでとやかく言う筋合いはない。

 
   服の中に手を入れたというのならともかく、満員電車や揺れる電車バ
 
   スの中で、とっさの反応としてだれかを触って自分が倒れるのを防ぐ
 
       というのは自然な反射である。その場合に、運悪く前の女性の胸に
 
       触れてしまうということだってありえる。


           大昔に、何かの過ちを犯した女性に石をぶつけている人々に、

 
   イエスキリストが、”あなた方も自分の胸に手をあてて考えてみなさい。
 
   だれもが罪を犯している。だれもその女性に石をぶつけることはでき
 
   ないはずだ”というようなことを言ったという話がある。


         服の上からはずみで触ったような行為にいちいち目くじらを立てる、

 
   状況を考えもせずに大騒ぎする、そんな日本女性はいない。
 
    昔から日本女性はそういうことには大らかである。いまもそうである。
 
   たまたま起こったことに大騒ぎする方が恥ずかしいのである。


         ところが、例えば、電車の中で女性のパンツに手を入れる、見えない

 
   場所でセックスする、服の下から手を入れるというような過激なことを
 
   するのが、在日の犯罪組織である。

    連中は警視庁から無罪放免になる
ことを知っていてやっているわけ

 
   だ。悪質な痴漢行為、変態行為、女性の敵とは、こういう連中のこと
 
   である。

 
    こういう連中を野放しにしておいて、年にそうない機会の仲間内の
 
   宴会で酒飲んでいい気持ちになって電車に乗り、たまたま人の胸を
 
   触ったと言われ、騒動に巻き込まれる。これぞえん罪である。

     酔った人がたまたま自分の胸の上に手を置いたとしても日本人

 
   なら目くじらは立てない。すみませんと言えば、お互い様ですぐ終わ
 
   るからである。


     こういう常識からして、このような有名人の痴漢逮捕事件には、さ

 
   れたという側、そしてその近くにいて逮捕に協力した人間、そしてそい
 
   つらの回りで都合良く事件のそばにいた警官、こういう連中が全部グ
 
   ルだったという可能性が一番高い。
 
     要するに「マッチポンプえん罪」なのである。


    ちょっと前の大阪の痴漢事件では、「美人局の電車版」であった。

 
   捕まえる男が痴漢されたと騒ぐ女性の男で、因縁つけるための事件
 
   だったのである。

       まあ、いずれにしても、こういうものは朝鮮人の手口である。

        今回はどうやら
NHKが原発問題を実に公正に検証す

 
  るという番組公開した ことが直接の原因だと考えるのが
 
       理に適っているようである。

      その検証番組に今回逮捕された森本キャスターが入っていたとい

    うのである。 

       そこで結構東電に厳しいことを主張したらしい。それはそうだろう。
 
        理大出身者だから物理は必須科目である。理科大はどの学部学
 
        科でも1年時には物理実験は必修科目である。 

           私も理科大出身者で
ある。よく知っている。

         さて、そんな状況を見事に語るものを見つけたので、ここにもメモ

 
    しておこう。

       つむじ風氏のところにある以下のものである。これは長いので、

 
   詳細はつむじ風氏のものを見てもらうとして、この検証番組の司会を
 
   していたのが、森本キャスターだったようである。

NHK森本健成アナ痴漢逮捕に冤罪?! -関連情報-

【動画&スクリプト】NHKスペシャル 原発事故調 最終報告 〜解明された謎

 残された課題〜
 

 原発事故調 最終報告

~解明された謎 残された課題~

森本健成 (NHKアナウンサー)

こんばんは。

 1年4カ月がたって、今もなお16万人を超える人たちが、避難生
 

活を続けています。

事故はなぜ起きたのか、

食い止めることはできなかったのか、

わたしたちは多くの疑問を持ち続けています。

 こちら、まんなかにあるのが、きのう発表された政府の事故調査
 

検証委員会の報告書です。

 448ページにわたる報告書では、いったいどんな謎が解明されて、

どんな課題が残されているのでしょうか?

森本健成 (NHKアナウンサー)

  では、政府事故調の報告から、事故を起こした福島原発で、いっ
 

たいが何があったのか、まずみていきます。

【メルトダウンと爆発 防げなかった元凶とは】


森本健成 (NHKアナウンサー)

  うーん、こうしてみると、なぜ、現場で働く、その、原発に詳しい人
 

が…という疑問を持たれた方も多いと思います。

  テレビの前では、再稼働の問題は、どうすればいいんだろうか?

あるいは、原発の将来は、どうあるべきなのか?

   いろいろな疑問を持ちながら、見てらっしゃる方、多いと思いま
 

す。

そうした疑問にも、調査を続けてきたみなさん、いったい、どんな考
 

えを持っているのか、後ほど、聞いていきたいと思います。 

   まず、政府の事故調の委員長、畑村さん、

一年あまりの、この調査、続けてこられてきて、今、まず何を感じて
 

いらっしゃいますか?

森本健成 (NHKアナウンサー)

  はい、そして、同じく、委員の柳田邦夫さん。

その、原子炉、1号機、2号機、3号機、3つの原子炉を調査してみて

わかったことっていうのは、どんなことですか?

森本健成 (NHKアナウンサー)

はい。

さて、事故の分析に関しては、国会の事故調、それから民間の事故

調でも報告されています。

えー、それぞれの特徴を、まず、国会事故調の黒川清さんに聞きま

 す。

森本健成 (NHKアナウンサー)

そして、民間事故調の報告の特徴を、北澤宏一さんに聞きます。

森本健成 (NHKアナウンサー)

この、燃料として残されている核燃料と、その、使用済み核燃料と
 

の、量っていうのは、どうなんですか?

森本健成 (NHKアナウンサー)

うーん、畑村さん、こうした、その、事故の分析から、改めて本当に
 

わかることっていうのは、どういうことなのでしょうか?

森本健成 (NHKアナウンサー)

みんなが共有していない?

森本健成 (NHKアナウンサー)

  うーん、避難しているみなさんの苦しみというのは、今も続いてい
  

ますし、さらには、いつまで続くか、これ、わかりませんよね。

   アンケート調査を行った国会事故調の黒川さん、

みなさんの切実な声から、どんなことが明らかになってきたんでしょ
 

うか?

森本健成 (NHKアナウンサー)

実際に?

森本健成 (NHKアナウンサー)

そこが、やはり、アンケートから見えてきた、避難の問題というところ

なんでしょうか?

森本健成 (NHKアナウンサー)、

まさに最初でみてきたような、VTRでみてきたようなことですね。

森本健成 (NHKアナウンサー)

ああ。・・・・

森本健成 (NHKアナウンサー)

畑村さん、何か補足はありますか?

森本健成 (NHKアナウンサー)

はい。

まず、事故の分析をみてきましたが、

続いてみていくのは、住民避難の問題です。

これも大きな問題としてクローズアップされました。

  なぜ、避難は混乱したのでしょうか?

報告書は問題の根源に迫っています。


【避難混乱と被ばく 根本原因とは?】


森本健成 (NHKアナウンサー)

わかりました。

ま、ここまで、事故の分析、それから避難の問題と、みてきたんです

が、わたくし、こう、一番強く、感じるのは・・・。

事故が起こる以前に、なぜ、こう十分な対策がなかったのか、という

ことです。

報告書は、この問題に関して、鋭く切り込んでいます。


森本健成 (NHKアナウンサー)

   
安全、安全と言っていたこの裏で、こんなことが行われていたの

かと、こう、怒りを覚えた方も多いと思うんですが。

あの、民間事故調の報告書でも、北澤さん、この規制の在り方につ

 いては、ふれていますよね、問題視していますが。・・・・

森本健成 (NHKアナウンサー)

空気を読むって、ふつうは、いいことに使いますけれども、


そこがいけないわけですね。


森本健成 (NHKアナウンサー)

まあ、当然、非常に根深い問題ですが、


このままでいいわけはありませんよね。

とすると、いったい、どうすればいいのかっていうの、

ぜひ、みなさんから、お聞きしたいんですが。

森本健成 (NHKアナウンサー)

柳田さん、規制する側とされる側っていうのは、どうあるべきなんで

 しょうか?

森本健成 (NHKアナウンサー)

原子力の分野でも作り上げていかなきゃならない。

森本健成 (NHKアナウンサー)

はい。

では、調査を続けてきて、いったい、今後にどんな課題が残されて

 いるのか、というのをお聞きしたいんですけれども、 北澤さん。

森本健成 (NHKアナウンサー)


【情報の伝え方】


森本健成 (NHKアナウンサー)

平時から、ということですね。

森本健成 (NHKアナウンサー)

次の機関っていうのは?

森本健成 (NHKアナウンサー)

はい、みなさん、今夜はどうもありがとうございました。

今もありましたように、報告書が出ても、そこで示された多くの教訓

 や提言、実行に移さなければ、意味がありません。

政府や電力会社には真摯(しんし)な対応が求められています。


そして、いまだに残る多くの課題や疑問。ー

これを解決するための調査を、さらに続けていかなければならな

い。報告書は、強く求めています。

          NHKの”仕事”として福島第一原発の検証番組をたまたま担当し
 
   たら、逆恨みされて「乳もみえん罪」にされては困るナア。

    それほど関東一円に住む
人々にとってはすばらしい検証番組だっ

 
       たわけだ。

         それをこうやって即日に「えん罪事件」を仕込むとなれば、むしろ

 
   逆効果だったな。明らかに在日の仕業である。それも日本の上層部
 
   に仕込まれた工作員の在日の仕業である。警視庁の中の「朝鮮進
 
   駐軍」
   というような組織がいるということである。実際、この周りの連中の
 
   目つきと日本人を見下すような雰囲気はまさに朝鮮進駐軍

朝鮮進駐軍  

拡散希望:「朝鮮進駐軍の非道を忘れるな」  

朝鮮進駐軍の非道を忘れるな 1  

朝鮮進駐軍の非道を忘れるな 2

        に瓜二つ。

      

      ついでにもっと怪しい話をしてやろうか。 実は福島第一原発の地下

 
  には関東一円を通る地下水脈があると言われている。一時、メルトダ
 
  ウンした核燃料が地下数百メートルの地下水源とそこのメタンハイド
 
  レードにたどり着き、それが爆発したのではないかという説がノルウェ
 
    ーの科学者が唱えたことがあった。
 
     このように、地下水脈に放射性物質が入り込めば、たちまちのうちに
 
  関東一円の地下から放射能が湧き出て来るわけだヨ。これがいかに
 
  恐ろしいかわかるか?


   だからこそ、こういった公正な検証番組は価値があるわけだが、自分

 
  たちから、そういう番組を「作るな」というNHKへの警告として脅すという
 
  のであれば、もはや救いようがない。俺は知らねえーゾというわけだ。
 
   東大出身の馬鹿物理学者たちの御用学者意見に従えばいいわけだ。


        まあ、そんなわけで、物事の時間的流れ、文脈から判断すると、

 
   あきらかに「NHKが東電福島第一原発検証番組をし
 
  たことへの報復行為」だったと結論できるのである。
 
    悪辣非道とは、こういうものをいう。

 

    この後に及んで、まだこんなことをやっている。またその手下として
 
  無批判に手を貸す警視庁も警視庁である。

    てめえの一生がかかっている問題をえん罪で吹き飛ばせるものか!

      この、馬鹿者めが! 放射能で吹き飛ぶのは関東一円なんだヨ。

      へい、ジョセフ・ナイ博士、ドナルド・カーティス博士、いい加減にしろ。

 
   ヘイ、ジャパンハンドラー、お前らもいい加減にしろ。正しいことをやっ
 
   ている日本人を逮捕し、邪悪なことをやっている在日や売国奴を援助
 
   してどうする!


      こういう連中を野放しにしていれば、いずれアメリカにも害が及ぶの

 
  は目に見えている。サムソンを見ろ! 平気でアップルに戦争を仕掛け
 
  ている。

       終戦直後、朝鮮進駐軍は米兵MPも多数射殺したという。かならず

 
  しっぺ返しが来るはずである。


       もうちょっと日本やアジアの歴史を学べ。どこに真実や正義や美が

 
  あるか。

     
それはすべて我が国日本にある。
しっかりしろヤ。

       おっといけねー、どうでもいいことを書いちまったヨ。

    まあ、おれの妄想だから、「信じる信じないはあなた次第です」ゾ!

       いずれにしても、NHKの美人キャスターに取り囲まれているNHKの

 
  キャスターが電車の中のだれともわからない女の胸を触る理由がない。
 
  NHK美人キャスターとちちくりあえばいいわけだヨ(*以上、転載、
 
 終了)

 

  文章表現に多少の難はありますが、その中から得られる”真実
 
 たとえ、それが、「仮説」というものであれ)という宝物は、たいへん貴重
 
と思います。
 
 このような「冤罪」事件がまかり通る犯罪国家・日本な
 
ど、もう真っ平御免です。
  もはや、これ以上、良心的な人物が、”犯罪者”たちに
よって、貶しめられるべきではありません。
 
 とりわけ、正義感に満ちた森本氏は、植草氏同様、
 
名誉を回復され、正当に復権されるべきだと思うの
です。 【了】 

 

   

 

 

 

 

 

2012年10月13日 (土)

『消費税増税「乱」は終わらない』を読んで(完)

  ところで、今日、小泉・竹中時代の「新自由主義」が息を吹き返すような、

許し難い勢いや状況がある。 

  ここで、植草氏の語る言葉は、ひじょうに含蓄がある。彼は言う。 

  「竹中さんは『頑張った人が報われる社会』といっていました。通常の

日本語の意味で、頑張った人が報われるのであれば間違いではないと

思うんです。 

  悪い話じゃない。ところが、竹中さんが言う『頑張った人が報われる』という

のは、例えば、金融の分野で大儲けをする。で、会社を上場させて、株式を

分割して、株価を吊り上げて錬金術のように巨大な不労所得を得る。

 これを竹中さんは『頑張った人』と呼んだわけです。 

  これは、『頑張った』のではなく、『うまいことをやった』にすぎません。

『うまいこと』をやるために、法律の抜け穴をくぐってきているかも知れませ

ん」と。Photo

 

  まったく、その通りだと思う。

  ここには、竹中の欺瞞と悪辣さを見事に看破した植草氏の正しさと限りな

い明晰さが、遺憾なく発揮されている。 

  とりわけ、植草氏が強調するのは、次の点だ。同氏は、こう力説する。 

  「新自由主義の流れを民間部門で放置すると、格差はさらに拡大します。 

企業が労働者を消耗品として扱うことを許してはならないのです。 

Photo_2
  現在の時代環境を

踏まえると、分配お

よび再分配における

政府の役割は飛躍

的に大きくなってい

ることを強調しなけ

ればなりません。 

  成長論が分配の

格差容認論とセット

になってしまってい

ることが、現代日本の一番の問題じゃないかと思います」と。

(*直ぐ上の写真は、少し自信無さそうな竹中氏。でも、案外、

     これが、彼の本質かも?)
 

  ひじょうに明快な主張だ。特に、植草氏の最後の言葉に注目したい。 

益々深刻化する国内の格差問題、かつて、それを助長・増幅させた小泉・

竹中政治は、もっと厳密に告発されなければならないであろう。 

                   Photo_3

  その点に関する植草氏の明晰な分析は、実に心地よい。 

事実、先ほどの「頑張った人が報われる」という言葉に関して、同氏は、

次のように述べる。 

  「『頑張った人が報われる』という話ですが、世の中で本当に頑張っている

人はいくらでもいます。 

  ラーメン屋を経営して、汗にまみれて朝から晩まで働いて、年収がいくらに

なるのかという話です。 

  大企業は正社員を一握りしか採用せず、大多数の若者がフリーターに

なって年収が二○○万に届かない。この人たちが一千万人いる。 

    Photo_4

   

  懸命に働いているのにそこから抜け出すことができない。 

これを『頑張った人が報われない社会』と言うんです。 

『頑張った人が報われていない』現実を放置して、きわどいことをやって

億万長者が生まれることを『頑張った人が報われる社会』だと絶賛した

竹中さんの感覚が、いかれてしまっていたのだと思います」と。

Photo

 

 そう 、確かに、竹中の感覚は、”いかれてしまっていた”のだと思う。 

むしろ、彼は、まったくの”確信犯”だったと思うのだ。

  この言葉に続く、深く、かつ鋭い植草氏の分析に対して、斎藤氏は、

「なるほど、僕はずいぶん甘かった」と、正直な思いを吐露する。

  この両者の正直さ、真摯さが、読む者に好印象を与える。

 事実、両者に、この真の謙虚さがあるゆえに、この対談は、まことに

実り豊かで、魅力的なものになっている。 

  そして、この両氏が合意することは消費税に頼るのは最後にすべきだ」

ということである。



  第三日目は、両者による忌憚の無い対談の形となる。
 

そのテーマは、「恐るべし、増税後の世界」である。また、その副題は、

「まだあるチャンス」となる。この言葉こそ、両氏が、読者に最も伝えたいこ

とだと思う。

 

  さらに、対話は、「消費税なし」にしたときの財源調達の途は、という問題

に発展する。この点に関して、斎藤氏は、次のように論じる。 

  「富裕税はぜひ導入すべきでしょう。・・・・ 

  とにかく富裕税の新設や所得税の累進強化が最優先です。・・・・ 

  消費税に頼らない財源の基本的な問題は、応能負担でいくべきだという

ことです。 

応能負担の原則で、仮に財源が本当に足りないんであれば、消費税以外

の増税税目というのが決まってくる。 

  それは所得税の累進の強化であり、法人税の適正化であり、例のメガバ

ンクみたいなところからとる。 

  年金生活者がもとはと言えば自分のお金なのに年金にも課税されている

のと比べれば、どれほど理不尽なのかがわかります。 

  彼ら(メガバンク)は公的資金を注入されながら税金は取られないみたい

なアホなことになっている。彼らは無茶苦茶儲けまくったわけですから、そう

いうところからしっかり取ること。それと宗教法人課税を適切に行う。大雑把

にいうとこんなメニューが考えられると思います。 

  消費税は、まさにその応能負担とは正反対であり、応不能負担原則みた

いになっちゃっている。新自由主義イデオロギーの下で消費税を基幹税に

するということは、弱いものいじめを社会の規範にするということです。・・・ 

  まさに強盗そのものの税制なのが現状だと思いますね。それの反対を行

くべきだと思います」と。

    Photo_5

  また、「サラリーマン税制は人々から『思考』することを奪った」と考える

斎藤氏にとって、同氏の立場とか考えの基本にあるのは、「個人一人ひとり

の尊厳を守りたい」ということである。 

  さらに、この両者が主権者であるわれわれに必要なことと考えるのは、

「思慮深さと積極的な行動」である。

 

  両者は、消費増税後の世界が、まことに恐るべきものであることを提示す

る。斎藤氏は、警鐘を鳴らして、次のように訴える。 

  「僕はね、やっぱり一人ひとりの生活を考えたときに、とんでもない歪んだ

社会になるのを怖れるんです。何度も言いましたが、消費税増税で転嫁が

できない中小零細が全部潰れる。・・・・ 

  第一次産業は全部派遣。自営業とか零細企業でやっていた人たちも、

もはやそういう業態そのものが成立しなくさせられるのですから、派遣以外

の働き方はまず見つからないでしょう。 

  だったら世の中全体でどういう働き方が残るか。エリートサラリーマンか、

派遣か失業者か、そのいずれかしかない。これしかない社会というのが僕

は怖くてならないんですよ」と。 

  日本経済の第一線で果敢に取材活動をしてきた斎藤氏の言葉だけに、

ひじょうに重いと感じる。


  また、「支配者はエネルギーと食糧と武器の独占を狙う」というテーマの

中で、植草氏は、自らの危機意識を、次のように吐露する。 

                Photo_6
  「私もいま、将来に向けた支配者たちの意図というのを感じています。

それは、本格的な植民地化の始動ということじゃないかと思うんです。 

  その支配者とは誰なのか、アメリカなのかどうなのか、いろんな見方が

ありますが、それはともかく、ごく少数の巨大資本がいろんな意味で圧倒

的な力を持っているときに、彼らが人々を従属させたり隷属させたりする

手法というのは、人々が生きていく上で必要不可欠なものを握ってしまう

ということでもあります。 

  それは、エネルギー、食料、そして武器です。この部分を握られてしまうと、 

人は隷属せざるを得なくなります。 

  だからこの勢力からすれば、日本が、そして世界が再生可能エネルギー

の方向に走るのを命がけでとめなきゃならないということになりますね。

鉱物資源とかウランなどに依存する状況を残さなきゃいけないのですから。 

  人間の叡知を考えると、太陽光、風力、水力、地熱などから永続的に

活用できるエネルギーを採取する技術は、進化する可能性が大いにある

と思います。 

  また、食糧は一番根源的なものだと思いますが、最近は農作物の種子

の管理で、種子の出来ない作物を遺伝子組換えで作ってそれを管理す

る・・・」と。

 

  このような極めて厳しい現状に対して、われわれ国民には、まことの

”思慮深さ”求められる。

 しかし、そのためには、与えられる情報が公正、かつ公平なものでな 

ければならない。 

  だが、現実には、それは今日の日本では、まさに「絵に描いた餅」で

ある。

 

 この情報空間の浄化のために、植草氏は「NHKの改革」を力説する。

彼は言う。 

  「ですから、私はこのマスメディアによる情報空間の占拠状態に風穴を

開けるとすれば、それはNHKの改革しかない思っています。 

  何かの機会を逃さずにまず政権交代を実現させる。そして、樹立され

た政権の最初の大事業として放送法の抜本改正を断行して、NHK(*

下の写真は、NHK放送センター〔=本部〕)運営を政治権力から離す。

                          Photo_7

  それは権力にとってマイナスになるかもしれませんが、それこそ国家

百年の計に立てば日本の民主化を図る上で、情報の民主化が一番大事

なので、昔のGHQが構想したように、視聴者の代表による放送委員会を

作り、これをNHKの最高意思決定機関とする。 

  NHKがバラエティまでやる必要はないと思います。人員も大幅に圧縮す

るべきです。視聴者が必要不可欠だとするものに限定して番組を供給する。

内容も放送委員会が審査する。 

  NHKが生まれ変われば日本の情報空間に風穴が開きます。それしか

方法はないと思っています」と。

 

  これは、多くの人々が共感できる言葉ではないだろうか。わが家でも、

まったく同じような事を語り合っている。 

  様々な意味で、国内の現状はかなり厳しい。だが、心ある人々が、共に

知恵を出し合い、連帯できれば、きっと日本は、いい方向に発展すると思う。

 

  この度の植草氏と斎藤氏の胸襟を開いた対話が、その好例であろう。 

両者の正義感や人々に対する慈愛、それに極めて優れた分析能力や

洞察力は、本当に貴重だと思う。 

  「わが身は朽ちるとも『我が心は流れの石にあらず』」と語る植草氏の

心が、 実に清々しい。 

  植草氏の「正義感」、人や国を思う心、公平さや公正さ、それに無心・無欲・

無償の愛は、同氏の誕生以来、少しも変わらなかったし、今後も全く変わ

ないと思う。 

 まさに、同氏の強靭な心は、“流れ(=周囲の圧力や変化)”で変わるよう

なものではないのである。

 

  皆さんも、本書を是非購入され、常に手許に置いて愛読なさることを、

私は、心から願いたい。それだけの価値のある良書だ。

 他の二書と共に、本著は、今後のわれわれの進むべき道を示す、偉大な

“羅針盤”になると思うのだ。 【了】

   (後記:明日より、21日〔日〕まで、私用のため、休筆いたします。 

      どうか、ご寛如ください。)

 

2012年10月12日 (金)

『消費税増税「乱」は終わらない』」を読んで(3)

  対談の第二日目は、主に斎藤貴男氏(*下の写真)が、報告する内容

になっている。 

そのタイトルは、「税制と経済に見るこの国の残酷なかたち」である。

また、それには、「中小零細業者の絶望がきこえる」という副題が付いている。

     Photo

       

  消費税(*本来なら「付加価値税」と呼ばれるべきもの)のインチキ性を

最もよく知る斎藤氏は「中小企業では価格に転嫁できない」という現実を

前にして、次のように語る。 

  「消費税には本質的な問題があります。価格支配力のない中小零細企業

や独立自営業では価格に転嫁できないという大問題ですよ。 

  周囲の同業者との競争上、あるいは元請け、下請けの力関係で、景気が

うんといいときならともかく、いまみたいな時には、増税分を値上げして売れ

るはずがない。 

  周囲の同業者がウチは我慢して値段を据え置きますってやったら、他も

追随しないわけにはいかないでしょう。 

  で、元請け、下請けの関係で、下請けが今までよりも五%乗せた請求書

を出したら、お前、二度と来るなってなるのは目に見えてます。 

  だからって、年間売上高一千万円以上の事業者が納税義務者であること

には変わりはない。ということは自腹を切って納めるしかない」と。 

  この“自腹を切って納めるしかない”という現状は、非常に深刻だ。 

むしろ、これは、由々しき問題である。

 

  事実、斎藤氏によれば、「弱いほう、弱いほうへ負担を押しつけるのが

消費税の本質だと思うんです。 

  つまり、サラリーマンや非正規を含めて勤労者の賃金を下げることを

前提にした増税でしかないというふうに僕は考えているんです」となる。 

  つまり、人件費の削減も、消費税増税の目的の一つである、ということ

になるのだ。

                  Photo_2

         


  しかし、20年以上に及ぶ深刻なデフレ下、サラリーマンの給与は、実質

的に目減りしているというのに、それ以上の減収が求められることになる。 

  これは、まさに生活権の破壊とさえ言えよう。 

  それに、一般に消費税は、消費者のみにかかる「税金」だと考えられ勝

ちだ。 

 だが、実際は、「流通」のすべての過程で、各々の関係者が負わなけれ

ばならないものなのだ。

 

  それゆえ、斎藤氏によれば、「(消費税の)仕組みは、ヨーロッパの付加

価値税と一緒で、原則あらゆる商品やサービスのすべての流通段階にか

かるんです。小売の段階だけじゃない。 

  せめて、付加価値税に名称変更するくらいの誠実さは見せてもらいたい

と思うんだけど」となる。

 

  この点に関しては、植草氏も、次のように明言する。 

つまり、「消費税は消費者が負担する税という説明はやはり成り立たない

ですね」と。 

  そして、同氏は、次のようにまとめる。 

  「実際には消費税を行なうとき、値段が上がらない部分は零細な事業者

か勤労者が負担することになるので、相対的に力の弱い人の負担になる

でしょう。

  この場合には、消費税とは別に『弱小勤労者税』
とか『零細事業者税』な

どの別の名称を付けることが必要です。

 それが実態に即した税の名称ということです」と。

     Photo_4
                        

この言葉こそ、まさに「消費税増税」の本質を衝いた言葉だと思う。



  この植草氏の言葉に対する斎藤氏の言葉も、実にシャープで含蓄がある。
 

斎藤氏は言う。 

  「そうです。ほんとに悪魔のような税制だと思います。要するに、弱いが故

に余計取られるということなんですよ。 

  しかもその構造が一筋縄ではいかなくて、わかっていない人たちがすごく

多いです。 

 税理士さんの中にも税務署の言い分をまるごと鵜呑みにしている人が

少なくないぐらいです。 

  たしかに計算上は転嫁できてることになっているから、やっぱり商売その

ものを実感としてやらない限り理解できないんです。 

  それが全て計算づくだったとしたら、このシステムを考えた人間は悪魔そ

のものだと思いますよ」と。

 

  私は、この斎藤氏の最後の言葉を、決して大袈裟だとは思わない。 

事実、今日の日本は、政治も経済も、“悪魔”によって支配されていると思う。 

少なくとも、“悪魔の心”を持った人々によって支配されていると思うのだ。


  また、本章の重要部分に、「他国の戦争にたかりまくった国、日本」があ

ると思う。斎藤氏は、次のように力説する。 

  Photo_5

  「一つは朝鮮戦争

(*左の写真)です。

 あのとき当時の財界

人たちが旱(かん)天

の慈雨とか、神風とか、

およそ恥知らずの凄

いことをいろいろ言っ

ています。 

  僕は日本工業新聞

にいたときに読んだ

新日鉄の社史―八幡

製鉄と富士製鉄を

わせたのがあるんで

すが、そこにも、朝鮮

戦争のおかげで我が

は大儲けをした、

と威張って書いていま

したね。 

  他人(ひと)んち

の戦争で荒稼ぎ

した恥部を自慢するなよって思ったことをよく覚えています。 

  もっと大きかったのはベトナム戦争(*右下の写真)です。 

Photo_6 これは朝鮮戦争の

ときの日本と同じよう

な立場になった東南

アジア諸国への輸出が、

この間に激増するわけ

です」と。

 

  これに続いて、斎藤氏

は言う。 

  「僕は九条を守れと

いう立場ではあるけれ

ども、九条に守られな

がら戦争で食ってきた

国だなあとも思うんですよ。 

  これからもそうかもしれない。というか、今の段階で成長というときに、為政

者や財界人が考えるのは、これまでの延長線上でしか考えていないような

気がしてならないのです」と。

  この斎藤氏の指摘は、ひじょうに鋭いと思う。事実、強欲な大企業や銀行

私利私欲によって、本来、国民のためにあるべき政治や政策が無理

矢理ねじ曲げられ、国民を不幸に陥れる現実は、昔も今も、本質的に、

一つ変わらない。

 この現実を、われわれは、より深く認識しなければならないと思うのだ。


  この斎藤氏の指摘に対して、植草氏は、「戦争と日本経済の成長という

視点は非常に新鮮でした」として、斎藤氏の慧眼を素直に賞讃する。

  ここでの植草氏の「憲法論」も、たいへん斬新だ。同氏は言う。

  「憲法の問題も、憲法改正論者は押しつけ憲法だから変えろと言います

が、私は、押しつけでも押しつけでなくても、善い内容であれば善いし、悪い

内容であれば変えればいい。それが幹の議論だと思います。

  ところが枝の議論が前面に出ている」と。

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 私も、全く同感だ。

  確かに、憲法第九

は、日本が二度と

メリカに刃向かわ

いように、日本を羽

交い絞めにしようと

たアメリカの意図を

感じる。

  だが、私の母などは、

この憲法条文の“非戦”

の奥には、「日本の

八百万の神々の導き

があったと思うよ」

語る。

  私も、あながち、

これを否定できないと思うのだ。  【つづく】

 

 

 

2012年10月11日 (木)

『消費税増税「乱」は終わらない』を読んで(2)

  対話の第一日目は、「増税のシナリオはどのように準備され実行され

たか」について、主に植草氏による報告(あるいは話)がなされている。

 

  植草氏にとって、終生変わらぬ信念がある。それは”政治において、

最後に判断を下すのは、あくまで国民である”というものである。 

  同氏は言う。 

  「国民にとって一番大事な政策問題について、国会が暴走しても、最後

に判断を示すのは、主権者である国民という基本を絶対に忘れては

ならないと思います」と。Photo

  ここには、国民に対す

る植草氏の”絶対的信

頼”がある。 

  それゆえ、どれほど

時間が掛かろうとも

(無論、早いに越したこ

とはないが)、国民が

に覚醒することを、同氏

は心から願うのである。 

  概して、自らを「エリー

ト」と自負する人々は、

心底で、一般国民や

大衆を軽蔑している。 

 しかし、植草氏は、その豊かな才能の点で、まさに超エリートであるにも

拘わらず、このような視点は、まったく無い。そこが、まさに同氏が限りな

く非凡な点でもある。 

 やはり、これは、同氏が受けた家庭教育や生来の「人間性」に基づくもの

言えよう。 

 

  植草氏の事実認識は、常に冷静、かつ公正だ。彼は言う。
 

  「一般には、民主党政権に期待はしたが国民は裏切られたと言われま

すが、これは事実誤認です。

  そうではなく、二○○九年九月に政権交代は実現したが、この『革命』

政権は二○一○年六月に倒され、守旧政権が樹立されたというのが正

しい。

  菅直人政権、野田佳彦政権は旧政復古政権であり、この二つの政権に

よる施政が国民の期待に反していることは必然なのだと思っています」と。 
           

             
 

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                              Photo_11


 この認識は、極めて重要だと思う。

ものごとの真実を衝くとは、まさに、この植草氏の指摘のことを言おう。 

  われわれが深く認識すべきは、2010年6月に、国内で、不当な”クーデタ

ー”が起こったことである。その影の首謀者は、無論、ユダヤ・アメリカである。 

  植草氏も、確信を持って、こう明言する。 

つまり、「アメリカが鳩山政権を潰し、これに代えて菅政権を樹立させたのが 

『知られざる真実』なのだと思います」と。 

それは同時に、国民が真に”知るべき真実”だとも思うのだ。

  無論、他にも「知られざる真実(=知るべき真実)」が存在する。
 

その一つが、名ばかりの「一体改革」であり、消費税増税の本当の理由で

る。

 

  その点について、植草氏の言葉に耳を傾けよう。同氏は語る。 

 「この増税の本当の狙いを一言で表現するなら、『シロアリ増税』ということ

になると思います。 

  どういうことかと言うと、増税の目的は官僚利権を維持するための財源

確保策である。 

  官僚機構にとって何よりも大事な官僚利権を維持するには財源が必要

です。 

このまま財政事情の悪化が深刻化すると、いよいよ官僚利権を切らねば

ならなくなる。そうなる前に、予防的に大増税で財源を確保しておこう。 

  これがいま消費増税を強引に進めている本当の理由だと思うのです」と。

                          Photo_4

  何と言うことだろう! 

だが、これこそが、まさに”知られざる真実(=知るべき真実)”なのだ。

  実際、財務省(*上の写真)は、国内の
中小零細企業(*下の写真)

自営業に対しては、実に冷たい。 

 事実、「消費税増税」は、たいへん冷酷な形で、彼らの事業や生活を直

ることになる。 

      Photo_5

  この点について、対談者の斎藤氏は、次のように語る。 

  「消費税もそうなんですが、中小零細企業の場合、実際は価格に転嫁で

きない、自腹を切るといった大問題があるわけです。 

  これ以上に税率を引き上げられたら、中小零細の企業や自営業は、

みんな潰れます。 

  フリージャーナリストという名の自営業者である自分自身の死活問題で

もありますが、そういうわけで僕は機会のあるごとに、日本経済の全体が

大変なことになりますよって言っている。 

  すると必ず返ってくるのは、自営業は全員脱税してるんだろ、さっさと死

ねっていう反応。これが圧倒的に多いんですよ。お上の思う壺です。

  ほんとに財務省って長いことかけてそういう分断をしてきたんだなと思い

ます」と。

 

  確かに、財務官僚(官僚全体にも言えようが)は、自分たちの権益を守

るために悪知恵を働かせるのは、実に巧みである。 

  この種の才能は、非常に進化・発達(?)している、と言える。 

事実、財務省にとっては、”「損か得か」が(行動の)基準”のようだ。

 

  その点、植草氏の指摘は鋭い。彼は、こう解説する。 

「日本のためとか、国民のためということではまったくありません。 

増税とは彼らにとって、自分たちの収入を意味します。権力の源泉、利権

の源泉なのです。 

  収入の増加は予算配分権の増加を意味します。天下り利権を拡張でき

る財源を意味します。 

  その意味で、彼らは増税を重視するわけです」と。

     Photo_10
  まさに、”本末転倒”、「国民の生活無視」の実態が、そこには横たわって

いる

  また、財務官僚について言えることに、「経済学を無視した財政再建手

順」というものがある。

  その点に関して、植草氏の次の指摘は、非常に有益だ。同氏は言う。
 

  「財政再建を実現するには、構造赤字と循環赤字を明確に区別して、

適切な手順で対応することが絶対に必要なのです。 

  具体的には、まず景気回復を実現させたうえで、無駄な支出カットや

増税などで構造赤字を削減する。その手順を確実に守ることが鉄則な

のです」と。

 

  しかし、現実には、この「手順」が、まったく無視される。そして、政府の

財政・金融政策は、失敗の連続となる。 

  その主要な理由を、植草氏は、次のように説明する。 

 「その大きな理由としてあげられることは、大蔵省=財務省の実権を

東大法学部(*下の写真)出身者が握っているということだと思います。 

  法学部出身者は国家公務員試験の行政職か法律職での採用枠で

採用されて公務員になります。 

  彼らは経済学の専門家ではなく、机の上で財政赤字を減らした予算書

を作ると、そのまま財政赤字は減るものだと勘違いする人々なのです。 

  経済は生きものですが、法学部的思考では、このような融通無碍な

現実を理解しがたいのだと思います。 

  特に東大法学部出身者の多くは天動説的行動様式を取ります。財政

赤字が減る予算を書いて現実に赤字が増えたとき、彼らは予算を書いた

自分が間違ったのではなく、財政赤字を増やした現実が間違ったのだと

考えがちなのです」と。

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  まさに、「不適材不適所」の悪しき現実が、そこには存在する。

それに、「複式簿記」さえ知らない人が、国家財政の根本に関わっている

など、まさに悲劇を通り越して、喜劇に近い。

  概して、経済学や財政学は、政治学や法学、それに社会学と同様、

「社会科学」として扱われ、一様に”文系”として取り扱われる。

  だが、経済学や財政学は、その高度さや厳密性において、実質的に

「理系」の学問ではないか、というのが私の考えである。

  高橋洋一氏のように、単なる〝数学オタク”が、財務官僚になられても

困るが、本質的に文系の法学部(時には、阿呆学部)出身者が、高度な

「財政・金融」問題を扱うなど、土台、無理な話なのではあるまいか。

  正直、日本の財務省など、元来、”モノの理を弁えない”阿呆の集合体

と考えるべきだと思うのだ。



  この財務省の政策の誤りについて、植草氏は、常に“変わらぬ自論”を

展開する。彼は言う。

  「病気で手術するときに、輸血も麻酔も点滴もなしにメスを入れるのなら、

これ手術というより殺人です。

  手術をするにはまず健康診断をし、輸血、点滴、麻酔をして、なおかつ

慎重にメスを入れるべきです」と。 

これ以上の正論は無いであろう。

  だが不幸にも、植草氏の言う「殺人」こそが、まさに、この度の「消費税

増税」なのである。  【つづく】

 

 

 

 

 

2012年10月 9日 (火)

『消費税増税「乱」は終わらない』を読んで(1)

 みなさん、お早うございます。

 今日より、4回の連載で、植草一秀氏と斎藤貴男氏の共著『消費税

増税「乱」は終わらない』 について論じたいと思います。本文は、以下

の通りです。


 植草一秀氏と斎藤貴男氏の共著『消費税増税「乱」は終わらない』

(*下の写真)を、謹んで拝読した。

    Photo

  Photo_2

 

 

                                    Photo_5

   読後、とても清々しい

気分になった。本著は、

”実に有益で、素晴らし

『教科書』(つまり、

必読書)だ”というの

が、私の正直な実感だ。

  本著の他に「教科書」

とも言うべき、日本国民

の必読書があるとする

なら、それは一つに、

孫崎享氏の『戦後史の

正体』(創元社)であり、

もう一つが、森ゆうこ参

議院議員による『検察の

罠』(日本文芸社)であろう。

 

  とりわけ、本著に関して

は、すでに高橋清隆氏に

よる、実に優れた「書評」

が存在する。 

 高橋氏は、 本書の要点を、

たいへん手際よく捉え、まとめ上げている。

  その切れ味の良さは、まるで研ぎ澄まされた名刀のようだ。

  高橋氏はまた、真に勇気ある、まことのジャーナリストでもある。
 

それは、最近の松下忠洋氏の「自殺」(?)事件に関する果敢な取材活動で

証されている。

 

 同氏は、植草氏のことを、「えん罪事件に巻き込まれながら、それを乗り

越えて言論活動を続ける天才エコノミスト」と表現する。 

  私は、この「天才エコノミスト」という表現を、決して大袈裟だとは思わない。 

まったく同感だ。


  正直、私が今まで書いたものは、「書評」に価するものではない。
 

「書評」なら、もっとコンパクトで、書の論旨をより的確、かつ明確に把捉し

たものでなければならない。  高橋清隆氏のそれこそ、まさに「書評」に価す

るものだ。 

 その点、私が書くものは、かなり冗長で、むしろ、「読後雑感」や「解説」

とでも呼ぶべきものである。

 唯、この「読後雑感」こそ、私の文章スタイルなので、どうか、その点

ご容赦いただきたい。


  ところで、植草氏は、われわれが銘記すべき点を、本書の冒頭に記して

おられる。 

 つまり”「乱」はこれからはじまる”と。 

まことに、その通りだと思う。 

  まさに、すべては、これからだと思うのだ。 

本書は、三回にわたる、両者の真摯で、熱のこもった対談をベースに綴ら

れている。

 

  植草氏は、二年先輩にあたる、同じ東京都出身の斎藤氏(*下の写真)

ことを、次のように記している。  

S

  「斎藤さんの魅力は、その精神の強靭さと弱いものに対する愛情だ。

ソフトで温厚で、人を包み込む温かさをたたえているが、不正な力、弱い

ものを踏みつけようとする権力に対しては、渾身の力で立ち向かう。 

  そのうえ、議論をする際に手抜かりがない。徹底的に綿密に、事実を正

確に掴んだうえでものを言う。これに正面から立ち向かえる人はいないの

ではないかと思う」と。

 

  何と温かく、的確な眼差しだろう。だが、これと全く同じことが、植草氏

にも言えると思う。

  両者は、同じような価値観を持ち、心優しい人間性を保持している。 

それゆえ、両氏の「対談」を読んでいると、実に心地よい思いがするのだ。

 

  事実、両者は、社会的弱者に対する慈愛と共感、世の不正を看過でき

ない「正義感」、ものごとに対する卓越した洞察力や分析力など、非常に

共通した特性をお持ちである。 

  その自然のハーモニー(調和)が、読む者に心地よい印象と共感を与える。 

この三回の対談を通して、両者は、互いに学び合い、高め合ったことだろう。 

私の読後の清々しさも、そのような点から来ているように思うのだ。



  高橋氏も指摘していることだが、植草氏は、野田政権の消費増税提案

に反対する理由として、①民主主義のデュープロセスに反している。

②社会保障制度改革が具体化されておらず、単なる増税になっている。

③経済情勢への配慮が欠落しており、日本経済を破壊してしまう怖れが

高い、④日本財政は危機に直面していない、⑤格差が重大な社会問題と

なっているなかで、消費増税は逆進性をさらに進める、ことなどを提示し

てきた。



  しかし、植草氏によれば、斎藤氏の話を聞いて、より重大な問題の存在

に気付いたという。

 つまり、それは、消費税の仕組みそのものが構造的欠陥を抱えている

ということだ。 
                

  他方、斎藤氏は、”怒り            Photo


狂うには狂うだけの理屈

がある”と言う。

   同氏によれば、連中

(*消費増税法案を可決

させた民・自・公の議員

たち)は、権力や巨大資

本に近くない人間一人

ひとりの暮らしを舐めき

っている。

  小の虫を殺して大の

虫を生かす、などという

大層な話でもない。

  ただひたすらに

くだらない手合いどもに

これ以上、世の中を好き勝手に動かされてたまるものか、となる。

  この義憤は、斎藤氏の出自、育った環境、取材活動を通じて得た体験、

そして同氏の価値観や社会観などによって形成されている。


  斎藤氏は、「シベリア抑留」を経験なさったお父様が
帰国後、小さな

鉄屑業を営まれていた姿に、心からの尊敬心と同情、それに共感を

抱いておられたことだろう。

 上記の言葉は、その結果としての、斎藤氏の正直な心の叫びだと思う。

  その斎藤氏が記す。

  「・・・そして植草さんとともに誓いたい。

―消費税増税を潰す。

   何度でも繰り返す。私には伊達や酔狂だけでこうまで宣言する度胸など

ない。後先を考えずに怒り狂うには狂うだけの理屈があ

のだ。

  積年の思いを、少しでも多くの人々に共有してもらうことができたなら、

これに勝る喜びはありません」と。

  本書の具体的内容については、次に譲りたい。 【つづく】

 

 

2012年9月28日 (金)

本日の痛快ブログ(4)

 

   皆さん、お早うございます。

 

  「本日の痛快ブログ」の連載で恐縮です。 

実は、今回も、「神州の泉」氏の「安倍晋三氏 自民党総裁に返り咲く。

『あの米国を想い  この属国を創る』」を、たいへん素晴らしいものだと感じ

ました。 

  唯、今回も、皆さまが、すでに読んでいらっしゃるだろうという理由で、敢え

て他のブログを掲載したいと思います。 

実は、昨日の「続編」という意味でも、それがよい、と考えました。

  それは「陽光堂主人の読書日記」です。

  そのタイトルと内容は、次のようなものです。




   911の尖閣国有化は極東戦争発令の合図

 

  尖閣問題について、ウラジオストックで開かれたAPEC首脳会談で野田

総理は胡錦濤国家主席と会談し、胡錦濤は「国有化には断固として反対

する」と表明。

その2日後の9月11日に、野田内閣は尖閣国有化を閣議決定しました。


  宣戦布告に相応しい挑発行為ですが、小野寺光一氏によると、この日に

登記も完了しているそうです。

 「ウィキペディア」で調べてみると、確かに次のように記されています。


2012年(平成24年)9月11日―日本政府は魚釣島、北小島と南小島の

3島を埼玉県に所在する地権者から20憶5千万円で購入し、日本国への

所有権移転登記を完了した。    
 


  何とも手回しのよいことで、閣議決定と同時に、日本国への所有権移転

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登記が完了しています。これは予め用意していたためで、APECで胡錦濤

と会う前にすべて段取りができていたわけです。

 やり方が悪質で、中国政府が激怒するのも当然です。


  日本政府が独自の判断で行ったとは思えず、米国の指示があったのでしょ

う。

 正確に言えば、アーミテージ(*下の写真)など米国戦争屋とそれに連なる

勢力の命令によるものと考えられます。


        Photo_8

        

      Photo_13

  尖閣諸島の内、大正島は既に財務省の所有で、

久場島は個人所有のまです。

 久場島は貸与されていますが、どういうわけか登記簿には、

賃借者の名が掲載されていません。

 大正島と久場島は、米軍の「射爆撃場」とされていますが、実際には弾薬

庫として使われているようです。

  米国戦争屋は世界戦略を発動する際「911」という日付を使います。

  2001年9月11日  アメリカ同時多発テロ発生  

          911_2

      
 2005年9月11日 郵政民営化選挙で自民党圧勝     

             

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  2012年9月11日 尖閣諸島を国有化し、登記完了


  郵政民営化の背後に米国が存在することは周知の事実で、民営化は一時

的に阻まれましたが、先日の松下大臣の「自殺」により、米国の思惑通り事

が運ぶ公算が大となって来ました。

  この流れで行くと、尖閣国有化の背後にも米国が存在すると見なければな

りません。

  我国の領土問題には全て米国が関係していますから当然の見方ですが、

国有化を「911」に合わせたのであれば、事態は深刻です。

米国戦争屋の「本気度」が違うからです。


  昨日は、台湾の漁船・監視船と、海保の巡視船との間で放水合戦が行わ

れましたが(公船に対する実力行使は国際法違反)、いずれ実弾が使われ

ることになるかも知れません。

  この機に乗じてロシアも偵察機を飛ばしていますし、我国は周辺国との

いで四面楚歌の状態に陥りつつあります。

  野田政権は、米国の指示に従ってわざと事態を悪化させ

ていますから、始末に負えません。

 対抗勢力である自民党や維新の会も同類で、アメポチ度はこちらの方が

高いのでどうにもなりません。

  自民党の総裁選は、決選投票で安倍晋三が勝つのではないかと見られ

ていますが、これは途中で同じ派閥の町村信孝が体調を崩したことが影響

しています。

  安倍が総裁になったら最悪ですが、これは偶然でしょうか?

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 泉パウロ牧師は、路上で倒れた西宮伸一大使は「心筋梗塞銃」で撃たれた

述べているそうですが、安倍を勝たせるべく町村も撃たれたのでしょうか?

 泉氏の説ですから眉唾物かも知れませんが、余りにもタイミングよく色んな

倒れるのは偶然とは思われません。


  我国は政界を中心に、どす黒い陰謀に包まれています。野田の悪相には、

その痕跡がしっかりと刻まれています。関係国が対応を誤れば、極東戦争が

現実のものとなり、我々の生活は破壊されてしまいます。


  中国は、25日開幕した中国有数の国際見本市「西部国際博覧会」から日本

企業を締め出しました。昨年は貿易と投資で総額1兆2000憶元(約15兆円)も

巨額な契約が企業間などで交わされており、日本側には大きな痛手となり

ます。

  トヨタも、来月10月の中国での現地生産をゼロとしました。通関検査の強化

のため日本からも部品が供給できず、中国での販売も見込めないからです。

  経営陣も、頭を痛めていることでしょう。

  輸出企業は中国への依存度が高いので、こうした制裁を受けると覿面に悪

影響を受けます。我国の反中感情も増すでしょうから、戦争前夜といって

よい雰囲気になりつつあります。 

  中国側が自制してくれることを期待しますが、秋の共産党大会で習近平が

正式に国家主席に就任し、ロムニーが米国大統領選に勝利すると、非常に

まずいことになります。

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  ロムニーは不利だと伝えられていますが、いつものように投票操作が行

われるので、既に勝利は内定しているとも言われています。

  何ともご立派な民主主義国で、その属国日本に国民の権利などあろうは

ずもないのです。  (以上)




  「陽光堂主人」氏は、お若い頃から、読書を愛しておられたことから、容易

に察せられるように、なかなかの「博覧強記」である。

  だが、単に博識なだけでなく、その深い洞察力と、客観的な分析力は、

非常に非凡なものを感じる。

  国内には、この「陽光堂主人」氏のような、真に日本を愛し、国の将来を

案じ、人々の幸せを心から願う憂国の士が、沢山いらっしゃるのだと思う。

  これからも、同氏のブログから、多くのことを学びたい。

   確かに、日本国民は、アメリカ(=国際金融資本)にとって、決して“単な

チェスの駒”ではない。

  むしろ、アメリカなど及びもしないほどの素晴らしい文化と伝統を持った国

民人(たみびと)なのだ。

 それゆえ、その誇りと自信を、決して忘れてはいけないと思うのだ。

 【つづく】

 

 

 

2012年9月27日 (木)

本日の痛快ブログ(3)

  「尖閣問題」の背景


 「尖閣問題」に関して、日本政府は、まったくの手詰まり状態である。

野田政権には、外交戦略も戦術も、何一つ感じられない。

 このような政権の存在そのものが、日本、並びに日本人にとって、どれ

ほど危険で有害なものか、一部の心ある人以外は、深く認識していないよ

うに思われる。

 

  ブログ「格闘する21世紀アポリア」を書いておられる不破利晴氏によれば、 

先日の大相撲での表彰式で、野田氏は、優勝した日馬富士関に対して、

「本当に久し振りに、死力を尽くした鳥肌の立つような相撲(*右下の写真)

を見ることができた!」 と賛辞を述べたようだ。

                       Photo_2
  確かに、これは、

かつての小泉氏の

「感動した!」を、

意識してのことだっ

ただろう。

 これに対して、

不破氏は言う。 

  「野田佳彦に

これだけは言っ

ておく。 

 お前が鳥肌立

てている場合じゃない。 鳥肌立てているのは我々国民である。 

 野田佳彦が続投することに、我々国民の大多数が鳥肌を立てているので

ある」と。 

  正直、これを読んで、私は思わず、吹き出してしまった。まこと、その通りだ

思う。 

  確かに、現政権の存在自体に〝鳥肌が立つ思い”の日本人は、決して

少なくないと思えるのだ。

  それがまた、「内閣改造」と言う。まるで、恥の上塗りだ。

私には、来たる総選挙での壊滅的な敗北を前にしての、単なる“時間か

せぎ”としか思えない。 

Photo_3
 ところで、切迫した

「尖閣問題」の背景

に関して、非常に有

益な論稿を見出した。

 それは、次のもので

ある。

  田中良紹氏(*左の

写真)は、ブログ「国会

探検」で、次のように

記しておられる。

 

   「日米対中国」と考える愚かさ


 尖閣諸島の国有化を巡り、日中が衝突すればアメリカは日本の側につく

と考える日本人が多いようだ。アメリカがその地域を「日米安保の適用範

囲」と発言しているからである。

 しかしだからと言ってアメリカが日本の側につくとは限らない。 

 アメリカは自らの国益を考えて利益のある方につく。それが国際政治の

現実である。

 

 まず現在の日本の領土がどのように確定されたかを考える。 

確定させたのは1951年に締結されたサンフランシスコ講和条約(*右下

の写真)である。 

 

 Photo_4
 第二次世界大戦で

連合軍に無条件降伏

した日本は領土につ

いてすべての権利を

放棄し処分権を連合

国に委ねた。

  そこで日本が支配
していた朝鮮半島を
はじめ日清、日露、
第一次大戦 で領有
した台湾、澎湖諸島、
南樺太、千島列島、
南洋諸島、南沙諸島のすべて権利を日本は放棄させられた。
 また北緯30度以南の南西諸島や小笠原諸島はアメリカの信託統治領と
 なった。

 その南西諸島の中に、

尖閣Photo_11(*左の図

はある。

  一方、サンフランシス
コ講和条約と同時に、

日米は安保条約を

締結し、米軍が日

国内の基地に

留する事になった。

 領土問題とは言え

ないが日本国家の主権が及ばない米軍基地が首都近郊を含め日本

至る所に作られた。 

 

 現在日本が抱える領土問題の相手国は、北方領土がロシア、尖閣諸島

が中国、竹島が韓国といずれも第二次大戦の戦勝国か戦勝国の側である。 

 そして今回の竹島への韓国大統領上陸と尖閣諸島への香港活動家の

上陸は、日本が敗戦国である事を思い出させる8月に決行された。

 

 中国の習近平国家副主席がアメリカのパネッタ国防長官との共同記者

会見で、日本の尖閣諸島国有化を「第二次世界大戦以降の戦後秩序に

対する挑戦」と発言したのは、まさに日本は敗戦国、中国とアメリカが戦勝

国である事を指摘し、領土問題で米中は同じ側に立つことを強調したので

 ある。  

 これに対してパネッタ長官が「日米安保の適用範囲」と言うのは、サンフ

ランシスコ講和条約から1972年までその地域をアメリカが統治し、その

後日本に返還したのだから当然である。 

 

 しかしそれはこの問題でアメリカが日本の側に立つことを意味しない。 

 なぜならアジア地域でのアメリカの基本戦略は日本に近隣諸国と手を

組ませないようにする事だからである。日本がアメリカだけを頼るようにし

ないとアメリカの国益にならない。そうした事例を列挙する。 

 Photo_7
 アメリカはまず北方

領土問題で日ソ間に

平和条約を結ばせな

いようにした。

 そもそも北方領土

問題を作ったのは

アメリカである。

 真珠湾攻撃の翌年

らアメリカはソ連に

対日参戦を要求し、

その見返りとして

日露戦争で日本に奪われた南樺太と千島列島を返還する密約をした。 

 

 サンフランシスコ講和条約で領土が確定された時点での日本政府の認識

は千島列島に国後、択捉島を含めており、日本領と考えていたのは歯舞、

色丹の2島だった。従って2島返還で日ソ両国は妥協する可能性があった。 

 
 Photo_8
 ところが米ソ冷戦下に

あるアメリカのダレス国

務長官(1888~1959

*左の写真)は、

これを認めず、4島返還

要求しなければアメリカ

は沖縄を永久に返さない

と日本に通告した。

 これに日本は屈し4島

返還を要求するようにな

り日ソは妥協する事

が出来 なくなった。 

 小泉政権の日朝国交正常化に横やりを入れたのもアメリカである。日本

は200億ドルともいわれる援助の見返りに北朝鮮と国交を結ぼうとしたが、

アメリカのブッシュ大統領はこれを認めなかった。国交正常化の可能性あり

と見て金正日総書記がいったんは認めた拉致問題もそれから進展が難しく

なった。 

 

 韓国の李明博大統領がしきりに持ち出す従軍慰安婦問題にもアメリカ

の影がある。 

 2007年にアメリカ下院はこの問題で日本政府に謝罪を要求する決議を

行った。 

 中東のメディアは「アメリカは日本と中国、韓国の間にわざとトラブルを起 

こさせようとしている」と解説した。

 Photo_9

  日本がアメリカの

戦略に反した唯一

の例が日中国交

正常化である。

  中ソの領土紛争を

見て分断を図れる

と考えたアメリカは、

中国と手を組め

泥沼のベトナム戦争

からも撤退できると

考え電撃的なニクソン訪中を実現させた。 

 

 しかし台湾との関係をどうするかで国交正常化に手間取る隙に、先に

中国との国交正常化を成し遂げたのが日本の田中角栄総理である。 

 中国と極秘交渉を行ってきたキッシンジャー国務長官は激怒したと言わ

Photo_10れる。それがロッキード

事件の田中逮捕につな

がったとの解説もある。 

 アメリカは中国に対し

日米安保は日本を自立

させない「ビンのふた」

あると説明し、中国はそ

れを共通認識として米

中関係はスタートした。 

 

 従って尖閣周辺の海

域で米中が軍事的に睨み合う形になったとしても、それは日本のために

ではなく、米中双方の利益のために何が最適かを導き出すための行動と

なる。 

 ところでパネッタ長官の訪中は米中の軍事交流を深めるのが目的である。 

その一方でアメリカは日本に対し中国の軍事力の脅威を宣伝し、オスプレイ

の配備など日本領土の基地機能強化を進めている。

 中国の脅威を言いながらアメリカは中国との軍事交流を深めているので

ある。

 小泉政権時代の外務大臣が米中軍事交流に抗議するとアメリカから「そう

いう事はもう一度戦争に勝ってから言え」と言われたという。

 

 領土問題は力の強いものが勝つ。それが国際政治の現実である。話し合

いで解決するにしても力の強い方に有利になる。力とは軍事力だけを意味

しない。 

 むしろ経済力、外交力、そして国民の意思の力が重要である。ところが

「日米安保の適用範囲」という言葉にしがみつく日本人は何の保証もない

アメリカの軍事力にしがみついているのである。

 それは日本が経済力、外交力、国民力に自信がないことを露呈してい

るに過ぎない。 (以上)


  ここには、アメリカ(厳密に言えば、国際金融資本)の冷酷、かつ狡猾

な「世界戦略」(ひいてはワン・ワールド戦略)が垣間見られる。

  中国、韓国、ロシアとの間の「領土問題」は、まさに、アメリカが

日本を“独立させないための楔(くさび)である。

  日本国民は、このような峻厳な事実を、深く認識すべきであろう。

孫崎享氏の『戦後史の正体』(創元社)は、その最適の手引き書である。

  田中良紹(よしつぐ:1945~)氏の評論も、当代一流のものだと思う。

私は、「ロッキード事件」の裏側を始め、同氏が丹念に取材なさった内容は、

国家財産とでも言えるほどの価値を有するものだと感じる。

 われわれが同氏から学べることは、まさに無尽蔵である。それほどに、

田中氏の評論・言論は素晴らしい。

  同氏が厳しく処断なさる「国民力の自信の無さ」を、われわれが少しでも

克服することこそが、今日、真に求められていると思うのだ。 【つづく

Photo

 

2012年9月14日 (金)

松下金融・郵政民営化担当相の死を悼む(後編 )

    松下氏の無念は、心ある日本国民の無念

 

  今の日本は、まさに”ファシズム前夜”だ。

心ある正論が封殺される一方で、捏造された暴論が過度に評価され、

国民に受け容れられる。簡単に言えば”狂気の時代”である。

  では、何故、今日の日本が狂気に満ち、そのせいで不幸かと言えば、

それは、日本が、まだ「真の独立国」ではないからだと思う。

  程度の差こそあれ、今日、沖縄が背負っている軛(くびき)を、日本全体が、

同様に背負っている。沖縄の“現実”こそ、まさに日本の“現実”なのだ。

それが、明確に認識されないだけだと思うのだ。


  ところで、右下の写真は、今月6日、
「金融商品取引法改正案」が全会

一致で可決され、成立した時の松下金融・郵政民営化担当相の様子である。

Photo_4

 同氏が、議員たちに

一礼している。

*同氏の、公式の 

ウェブ・サイトより) 

 懸案事項が通り、  

ひと安心した感じと、 

今後の活動への決 

が感じられる 

新の近影である。

 

  正直、「自殺」を 

予感させるような 

悲壮感は、この写

真からは感じられ

ない。 

 ひな壇にいる 松下氏

が、この4日後には、不帰の人となった。

  何と不条理なことであろうか。・・・・・

 

  報道によると、遺書が3通あったという。 

野田総理、藤村官房長官、それに奥様へのものという。 

  糟糠の妻であった奥様はともかく、野田総理や藤村氏は、果たして、 

松下氏の「遺書」を受けるに値する人だろうか? 

  私には、両氏とも、後事を託すには、余りにも心ない人々だと感じる。 

正直、「遺書」の信憑性自体を、私は、ハナから疑っている。

  さて、目下、出版不振で経営難にあえぐ「週刊新潮(*下の写真)は、

CIAの先兵となって、まるで鬼の首でも取ったような勢いで、松下氏の

プライバシーを、面白、おかしく書き連ねた。

  その下劣な記事内容は、まさに、悪名高き同誌の十八番である。

  Photo_12

 

      

 正直、まともに読むに耐えない愚劣な俗文だ。

だが同時に、余りにも悪意に満ちた記事内容である。

まるで、”これでもか、これでもか”と言わんばかりの内容だ。

  “人間、これほど愚劣になれるものか!”と、私は、逆の意味で感心(?)

する。

  だが、このような悪文を概観しつつ、私は、かつての、”或る事件”のことを、

思い出していた。


  それは、15年前の「伊丹十三、投身自殺事件」のことである。

1997年12月20日、伊丹十三氏(戸籍名:池内義弘、享年64歳、右下の写真)

が、突然、“投身自殺をした”と報じられた。

  しかし、同事件は、余りにも釈然としない出来事だった。

                       Photo_9
  伊丹氏の親友で

ある大島渚氏や

立川談志氏による

と、「不倫報道ぐらい

のことで、あいつは

自殺しない」「飛び

降り自殺は、絶対に

選ばない」とのこと

だった。(Wikipedia 

参照)

 当時の大島氏

立川氏の言葉は、

余りにも重いと感じる。

  伊丹氏は、その天才的とも言える斬新な手法で、当時の社会の「闇」を、

果敢に暴き出していた。彼の益々の活躍が期待された矢先での、余りにも

無念な最期だった。

  死の形態こそ違え、それは、今回の松下氏についても言えると思うのだ。



  ところで、話は替わって、「石井絋基氏の暗殺事件」から、今年で、ちょうど

10年が経つ。石井氏が不当にも刺殺されたのが、2002年10月25日のこと

だった。

  下の「You Tube:石井絋基議員刺殺の真相1~2」を、

是非ご覧戴きたい。とても興味深いシーンが、目に入ると思うのだ。

  冒頭のたいへん短いシーンだが、2002年4月、石井議員が、たいへん

真剣に質疑している際に、まさに“他人事といった感じ”で、白河

夜船を決め込んでいる議員がいる。それも、同じ民主党の議員であるに

も拘わらずである(*画面左上に見える人物

  また、その爆睡(?)の同議員は、石井議員が、「(証拠が)あったら、

あなたは、職を辞して下さいよ。  私だって、政治生命を懸けてやってん

だからね」と言うと、ふてぶてしくも、足を投げ出して、何とほくそ笑んでい

るのである。

  同志である石井議員が真正面から正論を吐いているのに、まるで、それ

を嘲笑うかのような風情である。

  その議員って、もしかして自民党の議員?・・・・

皆さんには、この不遜極まりない議員が、一体、誰に見えますか?

  正直、私には、その議員が現在の藤村修官房長官に見えるのですが、

これって、加齢から来る錯覚でしょうか?

  よろしかったら、皆さんも是非、確認してみて下さい。

 この、一見真面目そう(?)に見える藤村は、言うまでも

なく野田の盟友です。

 この両者が、菅や仙谷につながり、それがまた、江田

小宮山へとつながっています。

  何ということでしょうか!

あの、愛国政治家・石井絋基氏は、不幸にも、同志づら

した売国奴の裏切り者たちによって、完璧に包囲されて

いたのです。

  
 つまり、この度の松下忠洋氏の無念は、同時に伊丹

十三氏の無念であり、石井絋基氏の無念だと思います。

  とりわけ、今回の松下氏の無念は、心ある日本国民の

無念でもあると思うのです。  【了】

2012年9月13日 (木)

松下金融・郵政民営化担当相の死を悼む(前編)

     松下忠洋氏の無念

  「神州の泉」氏(=高橋博彦氏)が昨日、「松下忠洋・郵政民営化担当

(*右の写真)Photoは、

CIA筋の専門スイー

パー(人間掃除屋=

暗殺実行者)に殺(や)

れたのではない

か?」と書かれた。

  その文章の眼目は、

「人権委員会設 

置法案を警戒せ

よ!!」いうご主

である。

 私も、まったく同感だ。




  高橋博彦氏は、理系の

ご出身だけに、その論立

ては、実に緻密、かつ極めて論理的で、文章には、鬼気迫る迫力がある。

  とりわけ、同氏が抱かれる危機意識は、全国民が”我が事”としな

ければならない重大事である。

  ところで、一昨日、私は拙ブログにて、「死とは、何にだろう?」、「死への

洞察」、「『再会』の日まで」を掲載した。

  これらは、すでに6年前に書いた文章であり、ブログとして準備したのも、

今年の7月30日のことだった。

  それゆえ、言うまでもなく、この度の松下氏の急死を意識した文章では

ない。

 それに、「死」を、決して讃美したつもりはないが、些か文学的に表現した

私の生「死」観には、非業の死や無念の死は含まれていない。



  だが、この度の松下氏の死は、まさに”非業の死、無念の死”

ったと思う。しかし、その理由は、決して自死ゆえではない。

  むしろ、思いも掛けぬ人々による、想像を絶する形で強制された「死」だっ

たからである。

  その点では、2007(平成19)年5月における松岡利勝農相の事件と全く

同様の事件だと感じる。

Photo_2



 無論、様々なケースや事情はあろうが、極めて正直な思いを言えば、

薩摩隼人や熊襲を祖先に持つ熊本県人(とりわけ、政治家)は、安直に

自殺をするような”ヤワ”ではない。

  これは、熊本県人としての、私の偽りのない感情だ。


  今回の松下氏の「死」に関する考察では、飯山一郎氏の”夢想短編小説”

「陽光堂主人の読書日記」氏、それに「暗黒夜考」氏による分析は、実に

興味深い。

  また、亀井静香、亀井亜紀子両氏を裏切る形で、現内閣に残った松下氏

が、野田内閣で進めている「人権侵害救済法案」や「外国人参政権」、さら

には、「日韓通貨スワップ協定の延長」や、長年の懸案である「郵政民営

化」に、真っ向から反対していたことも、冷静に銘記すべきであろう。

  とりわけ、悪名高き「人権委員会セット法案」に対して、松下氏は、最後

まで反対していた。

  それは当然、野田内閣の「閣内不一致」を意味するものだった。




  加えて、来月一日から始動する新「日本郵政グループ」内の新会社「日本

郵便」の副会長に、“民営化反対”の偉大な旗頭・稲村公望氏(*左の写真)

が就任される(*これは、山崎行太郎氏のブログに依る。)

Photo
  この稲村氏の抜擢は、

松下郵政相の配慮によ

るものだと言われる。

 何気ない人事だが、

これは、実は、たいへん

な事だと思うのだ。

  なぜなら、稲村氏は、

郵政公社常務理事時代

に、小泉首相の民営化

に全面的反対して、

自ら、潔く公職を退い

”真の愛国者”

であるからだ。

  私も、東京で2~3度

お会いしたり、メールを頂戴したりするけれども、その分析力、洞察力、

語学力、胆力、決断力などにおいて、まさに、当代、一流の人物である。

 とりわけ、同氏がまことの愛国者であるがゆえに、今後の郵政事業にお

いて、必ずや国民の立場に立っての献身や活躍が期待される。

  そのことを、私は、微塵も疑わない(*右下の写真は、日本郵政ビル)
 

 
Photo_3
  実は、稲村氏は

一昨年、真の愛国

者ゆえに、売国官

僚たちから、酒宴の

席上、酒に毒を盛ら

れ、すんでのところ

で死の淵まで追い

込まれた体験がある。

  それでも、同氏は、

九死に一生を得た

のである。彼が、神仏に守られている証であろう。

 そのようは、好人物を、松下氏は、この度、敢えて起用したのである。

稲村氏は、松下氏と同じ鹿児島県出身(*写真は、桜島)だ。




Photo_4
  どうか、皆さんも、

今後の稲村氏の

活躍に期待して

頂きたい。

 そして、同氏を、

心から応援して

戴きたいと思う

のだ。

  このような思い切

った人事を敢行し

た松下氏は、野田

権、とりわけ彼らを

背後から操作するアメリカのCIAから、完璧に睨まれ、憎まれたと言えよう。

  まさに、報復、制裁、見せしめ、脅迫、恐怖こそが、彼らユダヤ・アメリカ

常套手段なのである。

Photo_5
 

 それゆえにこそ、私は、同じ九州の人間として、松下氏の死を心から悼み、

彼の無念の死を、強く思わずにはいられない。  【つづく】

 

2012年9月10日 (月)

R・コシミズ氏の「那覇講演」(完)

  自信に満ちた「大琉球」の再現こそ、 

       沖縄のあるべき未来



【つづき】 大体が、アメリカの兵隊、金、持って無いじゃん。
 

だって、今、国際通り(*右下の写真)に行ったって、アメリカ人向けの店

なんて、一軒も無いじゃん。 

Photo_2
 みんな、日本人の

観光客、それも、チャ

ラチャラしたお姉さん

方のために、お店が、

一杯並んでるでしょう。 

  みんな、同じストラッ

プが並んでいて、十軒、

みんな同じ物を売ってて、 

あれ、要らないと思うん

だけどね。 まあ、いいんだけど。・・・

 

  ああ、それと、アレ、気に入らないんだ、「シーサー(*左下の写真) 

どこへ行っても、「シーサー」、「シーサー」。 

  Photo_3
 何か語呂合わせ

でさー、 

「楽(たの)しーさー」

とか、「嬉(うれ)しー

さー」とか、あれ、止めて。 

 熊本のクマモン(*下

の写真)同じくらい

駄目(笑)。 

  全部、「シーサー」に

なっちゃったら、

ツマラナイって、

沖縄県。― 

 
        Photo_4



 もっと、バラエティ     

を持ちましょうよ。 

  「アメリカ文化」という

のも、一つの”ウリ”に

なると思う。 

 だって、ステーキとか

ハンバーガーとか、

やっぱり違うもんね、

本土で食べるものと。

 マクドナルドとは、ちょっと違うよ。 

  そういったものもね、文化の一つとして、売れると思う。



  とにかく、僕は、沖縄は「貿易立国」だと思っている。
 

ここが、今から頑張るには「貿易」 

  だから、みんな言語を勉強して、英語を勉強して、中国語を勉強して、ロシ

ア語を勉強して、那覇の港を、東アジアのハブ港のセンターとして、頑張って

ほしいと思っています(*下の写真は、美しい沖縄の海)

         Photo

  ということで、オスプレイと普天間問題は、僕の場合は、一枚で終わっちゃう。

ごめんなさいね。 

  皆さんは、何時間も議論してるみたいだけど、意味が無いから。 

根本が間違っているから。

  〝米軍が在るもの”という前提で話してるけど、そうじゃない。
 

 ”米軍を取り除け!”と言ってる。 

  取り除けば、オスプレイも何も関係ない。 

「オス」でも「メス」でも、どっちでもいいじゃないか!



  〔聴講者からの質問に答えた中で〕
 

(コシミズ氏曰く) 沖縄の人は、気が優し過ぎるんですよ。誠実すぎる。 

  日本人の「典型」なんですね。 

誠実で、大人しくて、すごく紳士的なんですが、言うべきことは言わなくちゃ 

駄目です。 

  言うべきことを言うのは、リチャード・コシミズから学んで下さい。 

ちょっと言い過ぎたかも知れません。

 

  僕は、琉球の人、沖縄の人には、頑張ってほしい。 

ここは、あの時代(江戸時代以前の南方貿易の時代)に「大琉球」

呼ばれた所です。台湾は、「小琉球」と呼ばれているんです。 

  「台湾」とは、“格”が違ったんですよ。 

こっちの方が、ずっと上だったんですよ。

 *下の写真は、守礼の門)

 

  Photo_5
 マラッカの商人が、

商売でもって、「ああ、

貴方は、どっちから来

ましたか? 琉球です

か?」 

  もう、絶大なる

信頼。― 

 「絶対に、琉球の商人

は、人を騙(だま)さない」と

いう不文律があった。 

 だから、どこへ行っ

信頼された。 

 そういう、素晴らしい文化を持った「国」なんです。



  それを、もう一度、思い起こして、いい県を創りましょうよ。
 

なんでしたら“独立”しても結構です。 

その方がいいかも知れないな。

 

  それに、「経済」は、何とかなるんですよ。 

と言うか、一回、駄目になった方がいいですよ。 

  アメリカに依存するのは止めて、貧乏になりましょうよ。 

そしたら、何とかなるじゃん。



  (アメリカ軍が去った後、)あの嘉手納の広い土地が返ってくるとしたら、
 

素晴らしいことでしょう。 

  あそこを、綺麗に整備して、大リゾート地にしましょうよ。 

Photo_7
 那覇空港(*右の

写真)も那覇港も

拡充して、綺麗に

して、中国や台湾

から、たくさんお客

さんが来て、たくさ

んお金を落として

くれるようにするん

です。



  心地よく、楽しく人生

を生きれば、必ずいいものが、向こうからやって来ます。

 悲しい顔をして、いつも下をうつむいていると、不幸がやって来ます。 

これ、間違いない。

 

 いつまでもウダウダしてないで、ニコニコしてれば、「福」がやって来る。 

ニコニコしてると、人が、そばに寄って来る。 

”えっ、何を楽しそうにしてるんだ?  私も、仲間に入れて”と。

  そういう楽しい輪を創っていけばいいんです。

そのための火を点けるのが、僕の仕事。―

  僕は、特に沖縄の人、琉球の人には頑張ってほしい。

経済が悪い悪いと言っても、それは、いいじゃないですか、生きていけるん

だから。・・・  死ぬわけないでしょう。

ちょっと、お金が足りないぐらいでしょう。

  それは、それで良しとして、尚且つ、お金のためじゃなくて、自分の子供や

のために、経済を立て直していく、その仕事自体が楽しいじゃ

ないですか。 (*下の写真は、首里城正殿)  【了】

     Photo_8


  (後記) ご愛読、誠に有難うございます。

            次回から、また、エッセイ「心のままに」を再開いたします。

 

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