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2020年8月15日 (土)

私の平野貞夫論(82)

 平野氏と藤原肇氏の対談より【1】

 

 藤原氏の、日本国民への警鐘

 

 藤原肇氏(1938~)は、世界的な視点を持つ、著名な

国際ジャーナリストだ。

 世界における石油などの資源問題に通じ、その思想的該博さは、

比類なきものがある。

 生前、「知の巨人」と言われた加藤周一氏(1919~2008 )を、

彷彿とさせる。

  ”ガイアドクター(地球を診察する医者)”の観点で、まるで宇宙

から地球を俯瞰するような、広大無辺な展望と考察を得意とする。

 

 また、アメリカから日本を観察し、日本政治の問題点に関する、

その考察の鋭さは、他者の追随を許さない。

 とりわけ、同氏は、「日本政治の病理」の観点から、独特の政治論

を展開する。

 

 その所産と言えるものが、『さらば、暴政 自民党政権ー負の系譜

(下の写真の上)であり、かつ『小泉純一郎と日本の病理 改革者か

独裁者か』(下の写真の下)である。

 

     Photo_20200812201201

 

     Photo_20200812201301

 

 私も、拙著『J・F・ケネディ vs  二つの操り人形 小泉

純一郎と中曽根康弘』(下の写真)の執筆の際は、後者より、

大変な刺激を受け、大いに参考にさせて頂いた。

 

     Photo_20200812201701

 

 この拙著でも書いたが、この藤原氏の『小泉本』の題名は、

藤原氏自身が付けたものではない。

 同氏によれば、最初は、『小泉ゾンビ政治の解体新書』という

ものだった。

 だが彼は、編集者から「解体新書」は抽象的で難しすぎるし、

読者にアピールしないと言われた。

 それで彼は、『狂乱政治と日本の病理』と改めた。

しかし、営業の影響らしいと藤原氏は言うが、最後の段階で、

『小泉純一郎と日本の病理』と変更する旨、出版社から連絡が

あった。

 だが、同氏は、『こんな精神異常者の名前を、自分の本に

使うのは嫌だ』と言って、かなり揉めたという。

 最初に、『小泉ゾンビ政治』という語句もあったので、藤原氏の言に、

多少の矛盾を感じるが、本書の公刊の経緯について、ここで、具体的

に述べた理由は、私が同氏の真の祖国愛と彼の慧眼に、心から感動した

からである。

 自然科学者らしい、その論証の精緻さや、博識と豊富な体験に基づく

具体的な説得力など、諸説の群を抜いている。

 まさに、「目から鱗が落ちる」という思いである。

 

 私は、なぜ藤原氏が、「小泉純一郎」の名前を、本の題名に冠する

ことを嫌ったかについて考えた。

 読者も感じられると思うが、具体的な名前を出した方が焦点が定まり、

読者心理へのインパクトが大きいと思える。

 だが、同氏は、そんな作為は労さず、敢えてそれをしなかった。

一つ考えられることは、彼がそれほど強く、”小泉を嫌悪している”という

ことである。

 

 それに加えて、藤原氏が問題にしているのは、”贋の改革者=独裁

者”である小泉の振りかざすタクトに、思いのままに操られている国民や

マスコミに、”君たち、これでいいいのか!”と、問い掛けているので

ある。

 つまり、彼が危惧を抱いているのは、小泉個人の問題ばかりではない。

むしろ、それ以上に国民の在り方、考え方、そして生き方なので

ある。

 それゆえ、彼は、『狂乱政治と日本の病理』という、より客観的な題名を

考えたのだと思うのだ。

 

 この藤原氏と平野貞夫氏の対談は、まさに当代一級の対談と言える。

 この両者の対談は、まず2009年の自民党から民主党への政権交代の

から始まる。                                【つづく】

 

 

 

 

 

    

 

 

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