フォト
2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ

« 私の平野貞夫論(78) | トップページ | 私の平野貞夫論(80) »

2020年8月12日 (水)

私の平野貞夫論(79)

 『わが輩は保守本流である』を

             読んで〔12〕

 

  現代日本の悲劇「陸山会謀略事件」ー。

 

 このような題名を付けると、読者は、思われるかもしれない、

”大袈裟だ”と。

 しかし、本来なら、右へ流れるべき川の流れが、もし、人為的な

力によって、無理に塞き止められ、左へ流されたとしたら、川下に

住む人々の生活は一変する。

 普段なら得られる水が得られず、享受されるべき生活ができなく

なる。

 

 ものの喩えが、余りにも稚拙かもしれないが、私は、「陸山会

謀略事件」は、われわれが想像する以上に、歴史的な事件であり、

悲劇でさえあったと思う。

 もし、この事件が無かったとしたら、状況は、一体、どうなって

いただろうか?

 先ず、小沢一郎氏は、民主党代表のままであっただろうし、衆院選

に大勝後、政権を担当し、総理大臣になっていたはずだ。

 

 そうすれば、たとえ、3.11に遭遇し、福島原発爆破の大惨事に

見舞われようと、彼の指導の下に、全国民的な対応ができていたの

ではないかと思うのだ。しかし、事実は、そうはならなかった。

 私は、すべては、早くから仕組まれていたと感じる。

 事実、小沢氏は、自民党からだけでなく、民主党内部からも熾烈な

攻撃を受けたのである。

 

 それに、マスメディアまでが加担し、まさに挟撃どころか、

小沢氏は、絶体絶命の包囲網の中に身を置いていたと言える。

 同氏ほど、不当・不条理な攻撃や排斥を受けた政治家は、日本の

憲政史上、他にいなかったのではあるまいか。

 

 事実、平野氏は、次のように記す。

 小沢さんの「陸山会謀略事件」は、政権交代を阻止せんと麻生自公

政権が”国策捜査”として始めたことです。

 麻生政権は検察の総力を挙げ、小沢さんを攻めましたが、逆に噂の

不正行為はなかったことを証明する結果となりました。

 本当の悪は、菅民主党政権幹部の弁護士政治家たちです、と。

 

   Photo_20200809140701

           (その頭目的存在、仙谷由人・・敬称略)

 

 そして、彼らは、小沢氏が「不起訴」となったことを不満とし、

小沢氏の政治活動を妨害するため「検察審査会」に、市民団体が

不起訴処分への不服申し立てを行っていました、と続ける。

 

 平野氏の解説によれば、同事件の背景は、大体、次のような

ものだ。

 鳩山政権は、予算の適正な使用の「仕分け」で、国民の支持を

得ようとした。

 

   Photo_20200809141601

 

 同政権の良い評判が続いていた平成22年4月頃、衆議院法務

委員会で問題になったのが、法務省所管の公益法人のK理事への

金銭疑惑問題だった。

 

 K理事長は、元最高裁判事で、法務省官房長・民事局長を歴任

した人物で、刑事事件の可能性があった。

 もし事件化すれば、最高裁も法務省(下の写真)も著しく権威と

信頼を失うことになる大問題だった。

 最高裁と法務省は、民主党政権幹部の弁護士政治家たちに、

「揉み消し」を要請した。

 

   Photo_20200809142501

 

 そこで、法務委員会での追及を止め、直ちに公益法人を解散し、

新聞報道した読売社会部記者を地方局に左遷させた。

 このことは、民主党政権が、最高裁と法務省に重大な「貸し」

を与えたことになった。

 この時、両者の間で暗躍したのが、黒川弘務である。

 そして、菅と仙谷の悪徳コンビ(下の写真)が、

この黒川を大いに利用して、小沢氏追い落としを画策し、

かつ実行したのである。

 

    Photo_20200809151501

                                【つづく】

« 私の平野貞夫論(78) | トップページ | 私の平野貞夫論(80) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

Links