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2020年5月25日 (月)

私の平野貞夫論(38)

  沖縄基地問題の歴史を学ぶ【2】

 

 平野氏の言葉は、続きます。

 

 ちょっと説明しますと、平成元年(1989年)の12月に、

パパブッシュとソ連のゴルバチョフ書記長が会って、米ソ冷戦が

終わりますね。

 

   Photo_20200523152101

 

 そこで、もう、米ソ間の戦争は無いということになります。

そうしますと、日本の安全保障とか政治とか経済の在り方を、

根本的に新しい体制にせないかんということを、自民党を中心に

考えたわけです。

 ちょうど、海部政権の真っ只中です。

海部総理、小沢幹事長という体制でした。

 

 その頃、私は、衆議院事務局の委員部長という役職で、各省が、

法案を出したり、国会で色々審議する時の、国会運営の責任者でした。

 或る日、防衛庁の、これは、固有名詞を言ってもいいと思いますが、

萩さんという幹部の方が見えました。

 そこで、実は、海部政権で、米ソ冷戦が終わった後だから、沖縄の

基地を積極的に縮小するとか、それを、本土に持って来るという政策

を推進しようということになったのです。

 

   Photo_20200523153701

 

  そこで、取り敢えず、最初の話として、瀬戸内海の岩国、あそこに、

沖縄の基地の一部を持ってくるという計画が出ました。

 そしたら、岩国基地(下の写真)というのは、滑走路が短くて、

海を埋め立てなければいけないということでした。

 そこで、埋め立てと漁業補償費を入れた総工費が、1兆2~3千億

円掛かると言うんですよ。

 それで、なんぼなんぼでも、これは、税金の無駄遣いだというわけ

です。

 

     Photo_20200523205401

                                 (ネットより、拝借)

 

 そこで、私が生まれた所に国有地が有り、私自身、中内さんと

親しかったもんですから、この話を持って行ったら、喜んでくれ

ました。

 そこで、はっきり言って、冷戦が終わったとはいえ、米軍の基地

を、足摺岬と宿毛湾の間に持ってくるということを、ストレートに

言うと、(米軍も)喜んでくれないと考えました。

 

 それで、沖縄も良くなる、高知も良くなる、国も良くなる、

あるいは、国際的な評価の点でも良くなるということを考えよう、

という話になりました。

 当時の小沢幹事長は、ちょうど、この地域出身のジョン万次郎

生き方(日本とアメリカの架け橋になったという生涯)を参考に

しなければいかんということで、「ジョン万次郎の会」を創ったばかり

でした。

 彼は、「オレが、会長になる。こればかりは、自分が、会長を

したい」と言って、会長になったばかりでした。

 

 それで、私が、彼に相談しましたら、ジョン万次郎は、アメリカ

の世話にもなったし、帰国した時、沖縄にも世話になっています

から、是非、”ここに、何かを作ろう!”ということになり、二人で、

色々と議論してできたのが、この「構想」なんです。

 

 その頃、国連が、有効に機能していましてね。

東アジア地域で、紛争とか災害が起こった時に、救助活動ができる

組織(=PKO)、また、怪我人が出た時に、そこで治療ができる

場所、または、何かあった時の、資材の置き場にするというような

もので、そこは、米軍も使える、日本の自衛隊も使える、国連の

PKO関係の語学とか教養とかいったものもやる、と。

 

 そういう機関にすればいいではないかというのが、小沢さんには

有りました。

 そこで、ボクが、「民間航空も入れてくれ」と頼んだわけです。

まあ、そんなことで、笑われながらも、中内知事に対して、小沢

幹事長に会って、高知県の陳情としてお願いをして進めてみようと

いうことで、この調査が始まったわけです。

 

 しかし、海部政権が、政治改革で失敗して、小沢さんは、その前に、

東京都知事選挙で負けた責任をとって辞めて、秋に、宮沢内閣になり

ますね。

 宮沢さん(1919~2007:下の写真)も、保守としては穏健で、

国連を中心に、日本の安全保障、東アジアの安全保障を確保しようと

いう考えだったんです。 

 

       Photo_20200523214001   

 

                             【つづく】

 

    

 

 

 

 

 

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