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2014年11月 7日 (金)

『命こそ宝』(1)

    【はじめに】

 

  率爾ですが、皆さんは、死者の「声」を聞いたことがありますか? 

私は、あります。今から十五年前、亡き父の声を、夢枕で聴きました。 

  没後間もない父の霊は、私に、こう語りました。 

「時の移ろいは、矢よりも早し。 

生命(いのち)に勝る、何物も無し。 

  心して生きよ、己が人生を!」というものでした。 

  これに就きましては、拙ブログで、すでに記したことがあります。



Time  flies.(光陰 矢のごとし)という言葉があります。
 

でも、亡父は、その”矢よりも早い!”と言うのです。 

  64歳の私は、”成程!”と思う今日この頃です。

  お金や物が、過剰に重視される今日、
 

生命(いのち)の尊さは、反対に軽んじられます。 

  でも、亡父の言の如く”生命(いのち)に勝る何物も無し”なのでは 

ないでしょうか! 

  亡父は、そのことを、私に最も伝えたかったように思います。 

まさに、“生命(いのち)”こそ、すべてに勝る至高・至尊のものなのです。



  実は、父も若い頃、祖父を亡くした直後、亡き祖父が父の夢枕に立ち

ました。そして、当時の父の「頑なな性格」を改めることを諭したようです。 

 その時、父は、夢心地で、「ハイ、ワカリマシタ!」と、大きな声で答えたと

いいます。以上は、当時、同じ寝室にいた母の言葉です。 



  思うに、死者とは、もはや何の関係もない「過去の存在」ではなく、実は、
 

今も生きているのではないでしょうか? 

  その意味で、今、私が最も耳を傾けたい「死者」は、沖縄の偉人、 

阿波根昌鴻氏(1901~2002)です。 (*下の写真)

  阿波根氏こそは、決して忘れてはならない沖縄の偉人だと

思うのです。

            Photo



  そして、最も心に残る同氏の言葉「ヌチドゥ タカラ(命こそ宝)」こそ、

今、皆さんに、最もお伝えしたい至言です。 

  これは、亡父の言葉「命に勝る何物も無し」にも通じます。


             



  阿波根氏は、『命こそ宝―沖縄反戦の心―』(岩波新書  249:

下の写真 )を物しています。皆さんにも、是非、読んで戴きたい名著です。


        A




 阿波根氏は、同書の序章「語り伝えたいこと―沖縄戦と『島ぐるみ』闘争

体験から―」で、次のように起筆しています。 

  私たちも、同氏の一言一句を、心から噛み締めたいと思うのです。



   戦(いく)さ世(ゆ)んしまち    (「戦世」は終わった)

  みるく世ややがて          (平和な「弥勒世」がやがて来る)

  嘆くなよ臣下 命(ぬち)どぅ宝   (嘆くなよ、おまえたち、命こそ宝)


  これは、沖縄では有名な琉歌(りゅうか)であります。

「命どぅ宝」(「命こそ宝」)、これは実に大事なことばである。

 沖縄戦というこの世の地獄を経験し、そして敗戦直後の半世紀、

ずっと基地反対闘争を闘ってきて、もう九○歳になるわしが、生涯を

かけて伝えたいことばも、またこれであります。 

    

      Photo_3

  【つづく】 

 

 

 

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