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2013年9月13日 (金)

「日本よ、核兵器を持つなかれ」(3 )

   沖縄の実態こそ、日本の“現実”

  沖縄の海は美しい。ハワイの海より綺麗だ。無論ハワイも、マウイ島や

ハワイ島まで足を伸ばせば、美しい海辺を目にできるが、それでも、沖縄

のエメラルド・グリーンの海には敵わないだろう。

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  私は今まで、5回ほど沖縄を訪れたが、行くたびに、海の色の美しさに

圧倒された。だが同時に、私は、島内の米軍基地の広さに胸が締め付け

られた。 

  日本国土の1%にも満たない沖縄県が、在日アメリカ軍の全基地の75%

以上を占めるという過酷な現実に、沖縄の人々は、いつまで耐えなければ

ならないのか(*下の写真は、普天間基地とオスプレイ)


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  戦時中、50万の沖縄県民のうち、20万以上の人々が死んでいったという

史実は、いかに戦争のためとはいえ、余りにも重たい現実である。 

  それも、”生きて、虜囚の辱めを受けず”とばかり、多くの子どもたちが、

自分の親によって殺されるという地獄絵図が展開した。

 

  まさに広島や長崎などの諸都市の戦死者と同様、沖縄の人々の犠牲の

上に、日本の戦後がある。

  だが我々、沖縄以外に住む日本国民は、沖縄県民を我らの同胞として

ではなく、どちらかと言うと“異国の人たち”として遇してはこなかっただろう

か? 

  事実、彼らの苦しみに、、目をつむってはこなかっただろうか? 

私は時々、自分の良心の叫び声が聞こえる。つまりそれは、“沖縄よ許せ、

我らが仕打ちを!”といった内なる声である。

 

  どんなに初対面であっても、必ず「お兄(にい)さん」と呼びかけるウチナ

ンチュー(沖縄人)ほど善良な人々は、世界でも数少ないと思う。 

  彼らには、ネイティブ・ハワイアンとどこか通じる心性が在る。それは、

“縄文的心性”とでも言えるかも知れない。

 

  私事だが、ハワイで生活した二年間、私たち夫婦に最も親密に関わって

下さったのは、親戚や、大学でお世話になった先生方を除けば、主にオキ

ナワン(沖縄出身者)の方たちだった。

 

  内地出身の一世も、勿論たいへんな苦労をされたけれども、沖縄出身者

は、彼らよりも遥かに苦労を重ねて今日を築いた。 

  それだけに、オキナワンは、ひじょうに連帯心が強く、結束が固い。彼ら

を含めた二世の方々に対して強く感じたことだが、かれらは誠意・努力

・連帯心・献身といった日本人の美徳を、ひじょうに純粋な形で継承して

いる。 

  そのような方々の故郷・沖縄に対して、我々は、もっと関心を持つべき

ではなかろうか。


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  日高義樹氏によれば、アメリカの世界戦略の内容が変わり、その本来

の機能が移転することはあっても、在日アメリカ軍基地は恒久的に維持

される。

 

  彼によれば、その理由は、至って簡単である。在日アメリカ軍基地が、

日本占領の「別の形態」であるからだ。 

  従ってアメリカは、どんなに政権が変わろうとも、またアメリカ軍が日本

からいなくなっても、基地を返すつもりはない、と考えるべきだ。何と言う

ことだろう!

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  それでは、日本は、まさにアメリカの植民地ではないか。この現実は、

決して沖縄だけの問題ではない。横田・厚木・岩国・小松・三沢など、

その機能こそ違え、本質的に沖縄と同じなのである。

 

  その意味で、今、沖縄の置かれた現状は、決して「ヨソごと」ではない。

むしろ、沖縄の実態こそ、日本の“現実”なのである。 

  沖縄に課せられた不当な重圧は、日本全国民が負っている重圧なの

である。この現実から、我々は、決して眼を逸らすべきではないと思う。 

 

 

   日米、未だ“戦争中”? 

 

  至って正直な思いを述べれば、私は、こうも考える。つまり、「日米は、

未だ“戦争中”なのではないか」と。 

  この言葉に対して、人々は言おう。「何をバカなことを言うか!  61年前

(*2006年当時)に、日本はアメリカに負けたではないか。 

  両国は今、世界に冠たる同盟国ではないか。台湾や朝鮮半島で有事の

場合、共に中国や北朝鮮に対して戦う友邦ではないか。 

  ソ連崩壊後の今日、日米が協力して、あの中国や北朝鮮の憎むべき

共産主義や全体主義を粉砕することこそ、日米両国の共通目標だ」と。

 

  そして、次のように付言する人もあろう。つまり、「むしろ、君のような

間違った反米主義は、今まで日米両国積み重ねてきた友好関係にケチ

をつけ、両国関係の分断を画するものだ。 

  それは、中国や北朝鮮、それにロシアの利益にこそなれ、わが国の

利益にはならない。その意味で、君は売国奴だ!」と。

 確かに、このような意見の方もいよう。

 

  それでも敢えて、私は、疑問に思う。”アメリカは、本当に日本の同盟国

だろうか”と。 

 ”むしろアメリカは、単に自国のためだけに日本を属国化し、わが国を 

利用しているだけに過ぎないのではないか”と。


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  ”なぜなら、日本人の中の心ある人びとが、日米軍事同盟が不当なもの

で、世に言われるほど対等な二国間関係でないことは、百も承知なのだか

ら”。 

  また、“将来の米中衝突・米中戦争ではなく、むしろ米中(ロシアも含めて)

一体となって、日本の主権や独立性を剥奪することこそ、我々が最も危惧

すべきことではないか”と。

  言うまでもなく、民族・国家間の“戦争”とは、単に軍事力による熱戦だけ

ではない。 

 当然”経済戦争”もある。むしろ、戦争自体、国家間の〝自尊・自立を

賭けた、広い意味での経済戦争”である。 

  かつての「大東亜戦争」も、まさにそうではなかったか。



  また、現代日本が概して、日・米・韓が一体となって、中・ロ・北朝鮮と

対峙する構図のように思われている。 

  だが、私はむしろ、かつて米・中・ソが連携して「日本」を封じ込め、つる

んでわが国に戦いを挑んできた、あの1930年代(昭和初期)当時の日本

こそ、現代日本の“真実の姿”ではないか、と考える。

  無論、”だから、日本ももっと軍備を強化しろ!”などと言うつもりはない。

むしろ、”アメリカの実体”について、読者諸氏に、もっと知ってほしいと思う。
 

その後の行動は、それを充分理解した上でとればよいと思うのだ。

 

  もっと言わせてもらえば、現代日本は、あの幕末期の日本(=261の藩)

が直面していた困難と同程度か、あるいはそれ以上の危機的状況の中に

あると思える。 

  その意味で、「幕末」とは、単なる「過去の歴史」とは思えない。むしろ、

国家存亡の危機は、当時も今もなったく変わらないのだ。

 

  いや、あの頃以上の苦難が、今後の日本を見舞うことになろう。それゆえ、

その「危機的状況」が、国民のために明らかにされなければならない。 

  我々現代日本人が「知るべきこと」とは、まさに“アメリカの実体”と、

それと表裏一体をなす、今後日本に押し寄せてくる未曾有の〝国難”

ついてである。  【つづく】

 

  (後記) 日頃のご愛読、まことに有難うございます。

      尚、昨日のブログ中の文章「“国家総動員”の指示」は、正しくは

国家総動員”支持」でした。謹んで訂正いたします。

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