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2013年7月 8日 (月)

植草一秀氏こそは、現代日本人を導く偉大なる預言者(1)

  同氏の新著『アベノリスク』を読んで



  旧約聖書の時代、ユダヤの民は、神が遣わした預言者によって導か

れた。その主要な預言者の中に、エゼキエル、イザヤ、ダニエル、エレ

ミアなどがいる。

  だが、これは、遠い昔の異国での話に過ぎないのだろうか?  私は、

決してそうは思わない。

 つまり、国家が存亡の危機に瀕する時、自らの保身や名望をかなぐり

捨て、ひたすら同胞に、目前の”危機”を警告する勇者が出現する。

  今日の日本でも、われわれを導くために、“永遠の存在(あるいは、

Something Great )”から託された「預言者」が存在しよう。

  植草一秀氏こそは、その代表的な“存在”だと思う。


  同氏の新著『アベノリスク(*下の写真)を読んだ。

本著こそ、まさに日本国民にとって、今最も必要、かつ大切な警世の書

思うのだ。

             Photo_5

   本書に関しては、すでに神州の泉・高橋博彦氏が7月5日、ご自分の

ブログで、実に秀抜な書評をしておられる。その精緻な内容を、是非、

ご精読いただきたい。

 
   それゆえ、「屋上屋を架す」感が否めないが、私なりに書評・解説を試

みたいと思う。

 

 ところで、書物の本質、あるいは、その最大の主張は、時として、書き出

しの一行目において、具現化される。

  本著の「まえがき」の冒頭、植草氏は、万感の思いと限りなき危機意識を

持って、次のように記す「日本が溶け始めています」と。

  そして、彼は、こう続ける。「放射能と同じで、危険は目に見えませんが、

深刻なリスクが迫っています。確実に、そして、急激にメルトダウンを始めて

いるのです」と。

 そう、まさに、その通りだと思う。だが残念なことに、一体、どれだけの

日本国民が、この“真実”に気づいているだろうか?

  その実質は、甚だ心もとないものだ。

  それゆえ、著者は、こう書かざるを得なくなる。

「世間ではアベノミクスを絶賛するメディアの報道が目白押しですが、主権

者の大半は安倍政権の本当の怖さにほとんど気がついていません」と。

 これは、まさに至言だ。それゆえ、著者は”安倍政権の本当の怖さ”を、

「7つのアベノリスク」という内容で、平明に解説、かつ詳述する。

  それも、決して上から目線で語るのではなく、読者と同じ目線で、解かり

易く、かつ語りかけるような記述になっている。その文体は、単なる「です・

ます」体を超え、真実”を読者と共感すべく、強い決意に満ちている。

  そんな中にも、著者の真摯さと真剣さが伝わってくる。

  著者は言う。

  「日本がメルトダウンしてしまう、本当の危機は参院選のあとになって

姿を現すことになるでしょう。それは、日本政治の決定権が対米従属の

国会多数勢力に握られ、日本の命運を左右する重要問題が独裁的に

決定されてしまう非常事態を意味します」と。

  この言葉が、本著の帯の言葉「日本の本当の地獄は参院選後に始まる」

に行き着く。

 だが、これは、決して、単なる脅しではない。むしろ“真実”そのものな

のだ。



  ところで、この「七つのアベノリスク」とは、次のようなものである。

  一、引き起こされるインフレ

  二、大増税大不況   繰り返される3度目の悪夢

  三、TPP 失われる主権

  四、活断層の上の原発再稼働

  五、シロアリ官僚に食い尽される

  六、改変される憲法

  七、創作される戦争

   
  この中でも、植草氏が、最も重きを置いているのが「TPP」と「憲法改変」

である。これについて、同氏は言う。

  「7つのアベノリスクのなかでも、実体としての日本の骨格を解体するほ

ど強烈なマグニチュードを保持しているのがTPP、国のかたちを根幹から

書き換えてしまう破壊力を持つのが憲法改変です。日本が日本でなくなっ

てしまう究極のリスクです」と。

  本書は、まことに全国民必読の書である。なぜなら、今日の日本の危機

を明確に把握するための最良・最善の書であるからだ。

  その意味で、本著はまた、ナポレオン時代におけるフィフテの『ドイツ国

民に告ぐ』や、アメリカ独立戦争時におけるトマス・ペインの『コモン・セン

ス』と並び得る迫真の“抵抗の書”でもある。今日、これほど価値のある

名著が、一体、日本のどこにあろうか!

  先述した如く、本著は、全国民に、是非読んで頂きたい快著である。

そして、同著は、これからの「危機の時代」を生きる上で、我らの道標

(みちしるべ)となる座右の書とすべき名著でもある。

 その具体的内容については、次に譲りたい。  【つづく】

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