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2012年7月12日 (木)

ヘレン・ケラーの「輝ける魂」(8)

  ナレーターの言葉です。 

  ヘレンは、生涯を通じて、7冊の著書を出版しました。 

詩、政治の論評、論文なども発表しました。 

  驚くべきことに、彼女が紡いだ言葉の数々は、美しい文体でした。


  編集者のロジャー・シャタック氏は、言います。
 

  私たちは、忘れてはなりません。 

ヘレンは、いかなる文も、聞いたことがありません。 

彼女の言語は“無音”なのです。


   ナレーターは、言います。Photo_5


   ヘレンの文体は、

視覚に訴えるもの

でした。 

  ニューヨークを訪れ

た時、彼女は、こう

記しています。

 

   ヘレンは、こう書いています。 

  Photo_6
  私が認識できなか

ったことは、山ほど

あるだろう。 

  でも、想像は、世界

の果てまで飛んで行

ける。 

  ハドソン川は、きらり

と輝く刀身のよう。 

  マッハンタン島は、七色の

水面に浮かぶ宝石のようだ。


  ナレーターは、言います。
 

  ヘレンの視覚的な表現力に、批評家や科学者は、当惑するばかり

でした。 

 スウェーデンボルグの“対応”という概念が、彼女の想像力の源だと、

ヘレンは語っています。


  ヘレンは、言います。
 

  世界は、二つあることを知った。 

物差しで測ることができる世界と、心と直観で感じることのできる世界だ。



  ナレーターの言葉です。
 

  自然界と霊界が対応しているというのが、スウェーデンボルグの“対応”

という概念です。

 

  ヘレンの言葉です。 

  “対応”の概念が

否定されたら、Photo_7

  私は、迷子のコウ

モリとなるだろう。

  “対応”は、あらゆ

る現象に応じている。 

  電光石火の閃

(ひらめ)きは、稲妻

や彗星に対応して

いる。 

  真理は、私の

思考にPhoto_8鮮明

さを与えて

くれる。 

  その鮮明さ

の正体を知り、

目に光が差

感覚を想像で

きる。 

  それは、言葉の

集まりではなく、

実際的な感覚

ある。



  ナレーターの言葉です。
 

  ヘレンは“対応”の概念から、ある考えに行き着きます。 

かつて、アンが、Photo_9手に

”水(w-a-t-e-r )”

と綴ったのは

「啓示」だった、と。 

  スェーデンボルグ

によると、水は

”真理”と対応します。 

  幼いヘレンの手に

流れた水は、彼女に

とって”真理”を表し

ていたのです。 

  その”真理”が、彼女

に学ぶ意欲を目覚

めさせました。 

   今日の医師や科学者は、

ヘレンの優れた言語能力

や想像力に注目しています。 

  盲聾者の意識が形成される過程を理解し、彼らに役立てるためである。



  オリバー・サックス教授は、言います。
 

  ヘレンは、自分の“内なる力”を信じていました。 

彼女の豊かな”想像力”によって、言語を一次体験に交換していました。 

  ”想像力”が、耳と目の代わりとなり、盲聾者に、様々な世界を見せている

のです。 

 私が興味を引かれるのは、ヘレンが、どんな世界を見ていたかです。

 

   編集者のロジャー・シャタック氏は、言います。 

  ヘレン自身の精神生活や思想について綴った著者は、彼女の最大の

遺産かも知れません。


  ナレーターは、言います。
 

  まだ新しい研究分野ですが、ヘレンの認知発達を研究することで、認知

科学や意識研究に新しい道が開けるでしょう。

 

  ヘレンは生涯、執筆を続けました。 

  Photo_12
  しかし、自身とアン

を養う十分な収入に

はならず、他の収入

源を模索しました。 

  二人は五年間、

講演活動を行いま

した。 

  無声映画への出

演も決めましたが、

興行成績は、芳しく

ありませんでした。 

  1919年、第一次世界

大戦後のインフレで、

生活は、ますます困窮しました。 

二人は三年間、演芸ショーの巡業に参加します。 

  でも、友人らは反対。― 

しかし、ヘレンは、旅や冒険、それに新しい出会いが大好きでした。


  ヘレンは、言います。
 

  人生は、恐れを知らぬ冒険か無のどちらかだ。 

 

 

  ナレーターの言葉です。
 

  アンが、二人の歩みを語りました。

 

 アンが語ります。 

  ヘレンが6歳8ヶ月の時に、初めて会いました。 

彼女は、生後19ヶ月以来、目と耳と口が不自由です。

 

 ナレーターの言葉です。 

  ヘレンが話し方を覚えた経緯や苦労も語りました。

 

  アンが語ります。 

 
  彼女(=ヘレン)Photo_15

の手を、このよう

に私の顔に当て、 

口で話すことを

示しました。 

  私が話すと、

彼女は”振動”

を感じました。 

そして、私の手に

綴りました

”私も自分の口

で話したい”と。 

  不可能に思えま

したが、しばらく

試行錯誤を繰り返しました。 

そして、手をこの位置に置くと、彼女が、言葉の”振動”を感じることが

分かりました。 

  7回目のレッスンの後、彼女は、一語ずつ話せるようになりました。 

”私は、・・・ もう・・・ 言葉が・・・不自由・・・ではない(  I ーam-not

-dumb, No!)” と。 

 (*実際、ヘレン自ら、この言葉を発することができました。)

 【つづく】  

             ヘレンの後年の言葉です。 

                               世界は確かに 

             苦難に満ちているかも知れません。 

                          でも、それを多くの人が 

             乗り越えているのも事実です。 

                 〔ブログ「地球の名言」より〕

 

 

 

 

 

 

 

 

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