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2012年3月23日 (金)

日本の美しさ(3)

 私事ですが、1990年代に、ハワイに渡って、とても嬉しかった事、

それは、現地で、日系の一世の方にお会いできたことですすでに

もういらっしゃらないと思っていたからです。

 その中には、若き日に、賀川豊彦(社会改良家・1888~1960)に

教えを受けた方がいらっしゃいました。正直、そのお言葉に、私は、

“歴史”を感じました。

 

 実は、ホノルルでは、「木曜午餐会」という、日系の方々の集まり

があります。

 それは、毎週木曜日の午後に、一定の場所に集まり、講演者の

語らいに、耳を傾けるという会合です。

 1940年前後、渡布した賀川豊彦も、この「木曜午餐会」で講演した

ことがありました。

 同会合は、1993年当時でも、すでに70年以上の歴史を誇っていま

した。それも、あの戦時中でさえ、できる限り集まっていたそうです。

まさに、「継続は、力なり」です。

 私も、二度、講演をさせて頂きましたが、皆さんが、たいへん熱心に

耳を傾けてくださいました。

 

 私が居ました頃は、アイリーン金武(カネタケ)始め、日系二世の

方々が、会の中核でした。

 最近では、多分、日系三世、あるいは四世へと代替わりしている

と思います。

 しかし、私の正直な実感として、国内の日本人よりも、むしろ、ハワ

イや米国本土に住んでいる日系二世の方が、はるかに凛々しく、よ

ほど”日本人”だと感じました。

  

 日米開戦と同時に、多くの日系アメリカ人は、各地の強制収容所

での生活を強いられました。

 ロサンゼルスのリトル・トーキョーには、その収容所と同じ建物

有りますが、その中に入ると、すべてが木造で、不便な建物でした。

  太平洋戦争中、日系二世は、一世と異なり、アメリカと日本の、

一体どちらに忠誠を尽くすべきか、心底迷いました。

 結果、多くの二世たちが、アメリカへの忠誠を誓い、ドイツと日本

に対して、「米軍兵士」として戦ったのです。  

 

 中でも、フォー・フォー・ツー(442部隊)のヨーロッパ戦線での活躍

は、有名です。彼らは、「アメリカ史上最強の陸軍」と呼ばれました。

 彼らの合言葉は、”Go for Broke!(当たって、砕けろ!)”でした。

この精神は、或る意味、日本の武士道にも通じます。 

 つまり、無心に難局に挑む、日本人の生来の逞しさ、あるいは純粋

さや勇気が、アメリカ本隊(2万人)が半年かかっても出来なかった作

戦の遂行を、なんと32分でやり遂げたのです。 

 でも、それは、多くの尊い犠牲を伴ったものでした。

 私は、下のYou Tubeでの「彼ら(戦死者)が、道を築いてくれたんだ、

われわれが歩めるように」との言葉が、たいへん心に残っています。

 この戦時中の「日系二世」の献身と貢献が、ハワイや米国本土に

おける日系人の信用度を高め、その社会的地位を確固たるものに

しました。

 

 むしろ、白人社会では余り見られない誠実さや努力、それに他者

への献身や貢献、さらには無心・無欲さが、ハワイの日系社会の

エートス(=本質的な特性や精神)に有ります。

 それらが、彼らの言動や行動を、非常にレベルの高いものにして

います。

 そのような人間としての魅力、あるいは品性や品格、換言します

なら、勇気に裏打ちされた人格的な”美しさ”、ハワイや米本土の

日系社会には有るのです。

 (*尚、「442部隊」に関心の有る方は、どうか、下のYou Tubeを

ご高覧ください。)  【つづく】

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