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2011年12月21日 (水)

オバマ政権の実像(8)

 プロフェスサー・グリフィス氏の言葉は続く。彼は言う。

 「だから、今回のChange」は、市民生活をよくする変革ではなく、むしろ、エリートたちが、これから世界を統治するのに必要な変革のことを指しているのです。市民は誰も、オバマ政権の政策を直視していません。

 オバマ氏は、綺麗なネクタイや心地よい笑顔、(実質のない)聞こえのよいスローガンを繰り返し、市民に好印象を植え付け、中流生活の代弁者として政権を操り、市民(=国民)を、騙していくのです」と。

 ところで、1961年に書かれた書物「With  No  Apologies」で、日米欧三極委員会ビルダーバーグの役割の位置づけが、次のようになされている。

 バリー・ゴールドウォーター上院議員(*1964年の米国大統領選挙での共和党候補。民主党のリンドン・ジョンソンに敗北)によると、「日米欧三極委員会目的は、多国籍経済力の統合を目指し、主に巨大銀行の世界覇権により、アメリカの政治介入を弱めることにある。

 そして日米欧三極委員会の第二の目的は、タイミングのよい世界支配の促進によって、政治・財政・知識人および宗教(キリスト教)の関与を弱体化させることである。

 さらに、日米欧三極委員会の第三の目的は、銀行を中心とする多国籍経済グループが事実上、世界を掌握し、今、政治家が動かしている政治の世界よりも、銀行エリートが上の存在になることである。

 そして、そのエリートたちが、新しい世界の青写真を作っていく。

 ビルダーバーググループの役割は、これから進めていく「世界支配」の立案・実行命令を決議し、さらにビルダーバーグで決議された懸案は、日米欧三極委員会に持ち込まれ、欧米・アジアなど各国で順次、執行されていきます。

 「外交問題評議会(CFR)」の役割は、主に、アメリカ国内で、日米欧三極委員会が提示したアジェンダを執行する立場で、外交問題評議会のメンバーは、歴代大統領(ルーズベルト大統領以来)の内閣および、その重要なポストを、ほとんど独占しています」と。

 歴史学者タープレイ氏は語る。

 「エリート集団の決定方式は、現地主義により”選ばれた少数精鋭のエリート”によって決議されています。

 そして、そのエリート集団は、すべて金融出身です。

 このエリート集団は、昔のような、軍の上層部・影響力の強い聖職者・官僚・扇動政治家などは一切排除し、銀行・金融エリートのみでやっています。

 銀行エリートは、ビルダーバーグのような組織を作り、世界征服を進めていくのです

 この方式は、王立国際問題研究所(=イギリスのシンクタンク)やボーア戦争前のミルナー・ラウンドテーブル(*ロンドンのロスチャイルドの命を受けてアルフレッド・ミルナーが設立。オックスフォード大学出身の優秀な学生をリクルートした)も同様です。

 第一次世界大戦前、英国では、すでに円卓会議(=シンクタンク)が作られ、知的集団の収集・著作・セミナーなどをしながら、シンクタンクをモデルに政策を立案していくのです。

 とりわけ、オバマ政権では、ビルダーバーググループ・日米欧三極委員会・外交問題評議会出身メンバーが、殆どの重要ポストを占め、ブッシュ政権下の日米欧三極委員会・外交問題評議会のメンバーの後釜になっています。

 それにしましても、アメリカの支配階級を並べてみると、どうして、こうも使えなさそうな、がらくたの集まりで(*日本政府も、まったく同じだが)、救いようがないです。本当に、絶望的なリーダーたちです。

 腐ったリーダーたちのせいで、私たちは不幸になっています。その現状は、クリントン、ブッシュ、今現在オバマにまで至っています。

 しかし、何も変わっていないのは、このリーダーたちを操るエリートの存在で、その上、この狂人エリートの政策は最悪で、市民生活をどん底に叩き落とすことを目指した政策なのです(*日本財務省主導の野田政権の政策も、全く同様である)

 エリートたちは、武力で築いた昔の覇権者アメリカの存在を使い、ウォールストリート金融街が目指す世界征服のシナリオは、世界金融機関による市民の富の略奪システムを、アメリカの外交政策という形で行うために、金融エリートは、政治を、ハイジャックしました。

 ですから、政治を市民(=国民)の手に戻すには、まず、金融エリートを排除しなければ、話は前に進みません。

 排除した時点から、アメリカの繁栄や世界の平和など、初めて議論することができるのです」と。

 これは、ある意味、「理想論」かも知れない。だが、今日の国際政治の本質を掴んでいることも事実だ。われわれは、その点を大いに学びたい。

 また、オバマ政権の限界は、それ以上に、日本政権の限界でもある。まさに、その関係は、合わせ鏡のようなものだ。その点も、より深く考察すべきだと思うのだ。  【つづく】

 

 

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