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2011年12月13日 (火)

オバマ政権の実像(1)

 最近、真に政治家らしい政治家、あるいは大統領らしい大統領が少なくなった。つまり、すべてが”劣化”した感じだ。この傾向は、単に日本に限ったことではない。むしろ、世界全体について言えよう。

 例えば、フランス大統領と言えば、私は正直、ドゴール(1890~1970)やポンピドー(1911~1974)、あるいは、ジスカール・デスタン(1926~)やミッテラン(1916~1996)のことを思い出す。

   だが、最近のサルコジ(1955~)に関しては、あの耐え難い”軽薄さ”ゆえ、私は、「サルコジ・フランス大統領」という言葉に、かなりの違和感や抵抗感を覚える。 

 正直、最近の政治家(大統領を含めて)はすべて、”軽すぎる”ような気がするのだ。とりわけ、この私の思いに果たしたブッシュ(ジュニア)大統領の役割は、限り無く大きい。 

 彼は、米国大統領などより、むしろコメディアンにでもなった方が、幸せだったのではあるまいか。なぜなら、彼は、そのコメディアン風の「間の取り方」やユーモアなどは、まさに絶妙なのだ。

 例えば、次のような彼の軽口が残っている。聴衆に向かって、彼は言う。

「(イラクに)大量殺戮兵器はあるはずだよね、どこかに(笑)。

 下手すると、この地下になんてね(笑)。」

 また、彼は続ける。

「(自虐的に)あちら(=イラク)には、大量破壊兵器などなかったわね(聴衆爆笑)。」

 統領在職中、こんな冗談を、さらりと言う御仁が、栄えある(?)米国大統領だったのだ。だが、この彼の軽口の裏では、120万人以上のイラク市民(兵士を含めて)が死亡し、5000人以上のアメリカ兵が戦死しているのだ。

 小泉時代の日本国民同様、当時のアメリカ国民は、米国史上最低・最悪の大統領を冠していたのである。

 

 では、オバマ米国大統領(1961~)については、どうだろう? 正直、今、ひとつ分からない。

 バラク・オバマ氏は、2009年1月20日、第44代目のアメリカ大統領に就任した。

 この日、大統領就任式を直に見るために、全米から200万人以上の人々が集まった。それは、史上最高の人出だった。私は、今後、この数字が破られることはないと思う。

 2009年は、まさに”変動の年”だった。同年8月末の日本での政権交代に、私は、このオバマという民主党選出の異色の大統領が誕生したことが、少なからぬ影響を与えたと思うのだ。

 当時、米国民も日本国民も、旧来の澱んだ長期政権(=官僚政治)に飽き飽きしていたと感じる。

 そこに、オバマ氏は、「Yes,we can!.(そうだ、われわれには、出来る!)」と呼び掛け、わが国の民主党は、「国民の生活が第一」として、政権を奪取したのである。私は、この両国の符合は、思いの外、大きいと感じる。

 事実、ブッシュ(ジュニア)の8年間は、アメリカを警察国家へと劇的に変貌させ、経済的にも限りなく疲弊し、かつ多くの国民(特に若者)から就業の機会を奪っていた。そこに、オバマが登場したのである。

 事実、アメリカ国民は、本当に「Change」を求めていた。ブッシュ政権の最悪の8年間に、心底、嫌気が差していたのだ。

 実際、ブッシュは、任期中に、連邦政府の大きさを3倍に拡大させ、自由を守るアメリカ憲法を形骸化させ、世界には、アメリカの醜態をさらした。

 出口の見えない戦い、そこから生み出されるものは、数知れないイラク人の屍と5000人以上におよぶアメリカ兵の犠牲であった。

 米国愛国者法(9.11事件後施行)による連邦政府の盗聴・スパイ行為の可能、国益を無視したNorth  American Union(北米連邦政府)確立への傾斜、不景気から恐慌への果てしなく続く旅、このような状況下の市民は、パニック状態になり、未来に対するアメリカの存亡さえも危惧し始めた。

 だが、市民は、決してバカではない。エリートたちの悪行を見抜き始め、操り人形の大統領の後ろにいる真の悪(超エリート)の存在に気づき始めた。

 実際、アメリカの憲政史上初めて、共和・民主両党の支持は、9%を切り(*今日、日本でも同様の傾向が見られる)、とうとう市民は目覚め、超エリートたちの芝居に愛想をつかし始めた。

 そんな状況下、Change!  Change! と変革を約束したオバマは、大統領選の公約で、イラクからの早急な撤退を表明し、憲法を堅持し、国民へのスパイ活動の停止を約束した。

 また、彼は、労働者の前では、NAFTA・GATTなどのアメリカに不利益なものから離脱すると言い切った。

 しかし、オバマは、早々と、それらの公約を破り続けている。

 このようなオバマ大統領の「二面性」、あるいは国民への”裏切り”を追求した映画(=You Tube)『Obama Deception(オバマの幻影)』〔字幕製作者 茄子ダック氏〕がある。

 この動画は、実に優れた内容だ。その中に登場するアメリカの有名な歴史学者ウェブスター・タープレイ氏(WEBSTER   TARPLEY)は、オバマ大統領について、次のように語る、

 「オバマは詐欺師です。彼は、金融界から派遣されたスパイです」と。

 この言葉は、オバマを愛し、彼を心から信頼する人にとっては、かなりショッキングな言葉だ。これは、アメリカ国民にとっても日本国民にとっても同様だろう。

 だが、タープレイ氏の、この言葉の奥には、一体どのような”真実”があるのだろうか?

 次回、これについて、論究してみたい。 【つづく】 

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